住宅ローンの返済が厳しくなってきた」
「子どもの教育費や老後の資金が心配」
など、住宅ローンの返済期間を延長したいと考える方もいるのではないでしょうか。
住宅ローンの返済期間を延長することは、返済負担を軽減する方法のひとつです。
しかし、メリットだけでなくデメリットもあります。
検討する前にしっかりと理解しておくことが大切です。
そこで、今回は、住宅ローンの返済期間延長について、メリットやデメリット、手続き方法などを解説します。
住宅ローンの返済期間は延長が可能
住宅ローンの返済期間は、一般的に35年です。
しかし、希望すれば、一定の条件を満たすことで、延長することができます。
延長できる期間は、金融機関によって異なります。
最長で50年程度のところもあります。
住宅ローンの返済期間を延長するメリット
住宅ローンの返済期間を延長するメリットは、以下のとおりです。
- 毎月の返済額を減らせる
- 返済総額を減らせる
- 繰り上げ返済のハードルが下がる
毎月の返済額を減らすことで、家計の負担を軽減することができます。
また、返済総額を減らすことで、利息負担を抑えることができます。
さらに、繰り上げ返済のハードルが下がることで、余裕ができたときにまとまった金額を返済しやすくなります。
住宅ローンの返済期間を延長するデメリット
住宅ローンの返済期間を延長するデメリットは、以下のとおりです。
- 返済期間が長くなる
- 総返済額が増える
- 金利上昇リスクが高まる
返済期間が長くなることで、総返済額が増えます。
また、金利上昇リスクが高まるため、将来的に金利が上がった場合に、返済負担が重くなる可能性があります。
住宅ローンを延長するための手続き
住宅ローンの返済期間を延長するには、金融機関に申請する必要があります。
申請に必要な書類は、金融機関によって異なります。
一般的には以下のようなものが必要です。
- 本人確認書類
- 収入証明書類
- 勤続年数証明書類
- 不動産担保証券
また、
- 延長後の返済計画書
- 延長の理由を説明する書類
などを提出する必要がある場合もあります。
住宅ローンの返済が厳しい時は売却を検討
住宅ローンの返済が厳しい場合は、売却を検討することもひとつの方法です。
売却することで、住宅ローンの残債を清算することができます。
売却を検討する際は、不動産会社に相談するのがよいでしょう。
不動産会社では、売却価格の査定や、売却手続きの代行などを行ってくれます。
売却を検討する際の相談相手の選び方
売却を検討する際は、以下のポイントを踏まえて相談相手を選びましょう。
- 実績が豊富な不動産会社
- エリアに強い不動産会社
- 親身になって相談に乗ってくれる不動産会社
実績が豊富な不動産会社であれば、適正な売却価格で売却することができます。
購入した会社に査定を依頼する
私自身もマンションを購入し、売却をしました。
この時、地元で有名な企業にも見積りをお願いしました。
しかし、結果として、1000万円以上も差がありました。
つまり、地元で地域密着だから高いというのは幻想だと思い知らされたのです。
購入した会社に依頼することで、以下のメリットがあります。
- 家の機能性や断熱性、部材などを把握している
- 家の耐震強度などの状態確認も可能
- 図面などの保管がされている可能性もある
- 点検の記録などが残っている可能性がある
つまり、車の車検、点検のデータ保管と同じだと思ってください。
強みがわかっているからこそ、売れるというのも不動産会社の強みです。
ぜひ、購入した会社にまずは相談してください。