近年、住宅の建築やリフォームにおいて、高気密高断熱住宅が注目されています。
その理由は、四季折々の気温変化から室内を守り、エネルギー効率を向上させるためです。
高気密高断熱住宅は、快適な室内環境と経済的なランニングコストの両方を実現するため、多くの人々に選ばれています。
今回の記事では、高気密高断熱住宅の特徴やそのメリット、デメリットについて詳しく探求し、実際に住んだ人々の感想もご紹介します。
高気密高断熱住宅がどのような住まいなのか、その魅力と課題を一緒に探ってみましょう。
高気密高断熱住宅の特徴
壁・屋根・窓の断熱性能が優れている
高気密高断熱住宅は、外部からの寒冷な空気や熱を効果的に遮断するために、高品質の断熱材を使用しています。
壁、屋根、窓などの建物の外皮部分には、優れた断熱性能を持つ材料が使われており、室内の温度を安定させます。
空気の漏れが少ない
高気密性は、建物内外の空気の出入りを最小限に抑える特徴です。
これにより、外部からの風や冷気、暑さが室内に侵入しにくく、快適な室温を維持しやすくなります。
省エネ設備が充実
高気密高断熱住宅には、省エネルギー設備が充実しています。
高効率な暖房・冷房システム、LED照明、太陽光発電などが採用され、エネルギー消費を最小限に抑えます。
騒音や外部からの影響を軽減
高気密高断熱住宅は、外部からの騒音や振動、空気の浄化など、快適な環境を提供するための機能も備えています。
これにより、住宅内での静かな生活や、健康的な室内環境が実現します。
高気密・高断熱の家のメリットデメリット
メリット
【低ランニングコスト】
高気密高断熱住宅は、エネルギー効率が高いため、暖房や冷房の光熱費が低減します。
ランニングコストが低く抑えられるため、長期的に見ると経済的です。
【快適な室内環境】
断熱性能に優れ、外部からの気温の変化に左右されにくいため、一年中快適な室内環境が維持されます。
特に2020年以降の厳しい暑さが気になる状況では、夏の冷房費用が気になる家庭も多いはずです。
少しでも暑さ寒さを感じない家にしたい方は、高気密高断熱にこだわることをおすすめします。
【光熱費が安い】
我が家は、フルリモート環境で働く夫婦がほぼ毎日上下階のエアコンをつけていても、1か月の電気代が2万円台で落ち着いています。
この数字は、近所のRC造の賃貸物件を借りた時に比べて、電気代だけで、5分の1以下となります。
ガスも含めたらもっと節約になります。
【環境への配慮】
高気密高断熱住宅は、省エネルギー化が進んでおり、二酸化炭素排出量を削減できます。
地球環境に対する負荷が軽減され、エコロジカルな生活を実現します。
デメリット
【初期費用が高い】
高気密高断熱住宅を建てるためには、初期費用が通常の住宅に比べて高くなることがあります。
【換気が重要】
高気密性のため、室内の空気の入れ替えが必要です。
適切な換気設備を備えておくことが重要です。
【断熱材の劣化に注意】
高気密高断熱住宅は、断熱材の品質が重要です。
断熱材の劣化や損傷があると、性能が低下する可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要です。
高気密高断熱の家に住んだ感想【もうすぐ10年】
2015年に購入。
8年経過で9年目に入りました。
もうすぐ10年です。
太陽光発電に感謝
我が家は、10kW搭載にこだわりましたが、大正解でした。
実際、月5万円~6万円の売電があります。
住宅ローン返済もこの売電のおかげでかなり助かっています。
メンテナンス費が安い
外壁を全面タイル貼りにすることで、外壁塗装の費用をおさえることもできました。
10年目には何もしなくてよいそうです。
賃貸よりも安い生活費
家なんて税金もかかるしもったいない。
家なんて10年も経てばそれなりに古くなる。
こんな風に考えても、賃貸に住み続けるよりも結果的に生活費は安かったと思っています。
- 光熱費
- インターネット回線
- ガス代
- 駐車場代
たったこれだけかもしれません。
しかし、結果的に光熱費とガス代が8万円程度になる物件は田舎にはたくさんあります。
- 新しい物件が少ない。
- ファミリー向けの物件がない。
- 駐車場が足りない。
こんなことを考えて生活するくらいなら、太陽光発電を搭載し、家の駐車場を利用すればかなりの節約になりました。
生活費全部で計算しても、賃貸より戸建に住んだ方が安い気がします。
これはあくまで、地方の暮らしです。
都市部では違うかもしれません。