- 台風による被害って何が多いの？
- 台風被害による補償は必要かな？
- 新築で家を建てたら、特に補償は必要ないの？
日本全国いつどこで、自然災害が発生しても不思議ではありません。
台風だけではなく、ゲリラ豪雨や落雷、突風、竜巻などの被害も日本全国で発生しています。
台風被害関連記事。
台風で火災保険はおりない？理由とその他の保険の使い方をわかりやすく解説します。
窓の台風対策【養生テープは意味ない？代用品や使い方のポイント】
木造は地震や台風に強い家ではない?耐震のよくある誤解や注意点
今回の記事では、台風災害ランキングやそれぞれの対象に対する保険の準備をご紹介しています。
台風被害ランキング
年号と上陸日を含めて、被害が日本で最強台風と呼ばれている台風をランキング形式でご紹介します。
| ランキングベスト5 | 名称 | 上陸日 |
| 1位 | 伊勢湾台風 | 1959年9月26日 |
| 2位 | 枕崎台風 | 1945年9月17日 |
| 3位 | 室戸台風 | 1934年9月21日 |
| 4位 | カスリーン台風 | 1947年9月15日 |
| 5位 | 同爺丸台風 | 1954年9月26日 |
日本で史上最大級などと言われていますが、死者、行方不明者数では、過去に起こった台風のほうが甚大な被害となっています。
昭和50年、60年代、平成、令和でも次のような台風が発生しています。
| 令和元年 | 台風19号 ハギビス台風 | 広範囲に大雨をもたらり、河川の氾濫や土砂災害を引き起こしました。 特に関東地方を中心に被害が大きく、多くの河川が氾濫し、住宅や施設が浸水しました。 |
| 昭和62年 | 台風26号 昭和中台風 | 1987年に発生した台風26号は、大雨と風による被害があり、広範囲で災害が発生しました。 特に中部地方から東北地方にかけての被害が大きく、住宅や交通機関への影響が出ました |
| 平成元年 | 平成元年台風 | 1986年に発生した台風15号は、大雨と風による被害が大きく、西日本を中心に広範囲で被災が発生しました。 特に九州地方で多数の住宅が浸水被害を受けました。 |
台風で起こる災害の種類と対策
台風による被害を種類別にご紹介します。
風害
【特徴】
台風の強風により、建物や樹木などが倒れたり、飛ばされたりする被害が発生します。
風速が非常に強くなることで、建物の屋根が飛ばされたり、窓ガラスが割れたりすることもあります。
【対策】
強風に対する耐性を持つ建物の設計や補強が重要です。
屋外の物品や庭木は固定し、風の影響を受けにくくすることが効果的です。
水害（豪雨・洪水・高潮）
【特徴】
台風による大雨が降ることで、河川が氾濫したり、土砂崩れが発生したりする被害があります。
海岸部では高潮による浸水が起こることもあります。
【対策】
大雨の警報が出た際には、高架下や安打バスなど周辺よりも低い場所は避けるようにしましょう。
冠水などによる被害を避けることも大切です。
氾濫しやすい地域では避難計画を立て、水害に備えることが大切です。
また、河川の警戒水位や避難場所を知っておくことが重要です。
浸水被害
【特徴】
地盤が飽和状態になることで、低地や住宅地が浸水被害を受けることがあります。
雨水や海水が建物内に浸入することで、内部の損傷が生じることもあります。
【対策】
地盤の浸水対策や浸水を防ぐバリアの設置が有効です。
床上げや浸水対策のリフォームを行い、浸水被害を最小限に抑えることが重要です。
落雷や停電
【特徴】
台風の雷活動が活発化し、落雷が発生することで電柱や電線が損傷し、停電が発生することがあります。
【対策】
安全な場所に避難し、落雷による感電事故を防ぐことが大切です。
停電に備えて懐中電灯や非常食などを備えておくと良いでしょう。
波浪被害
【特徴】
海岸部では台風の風によって波が高くなり、海岸侵食や海水浸入などの被害が発生することがあります。
【対策】
避難計画を立て、海岸からの適切な距離に退避することが重要です。
また、堤防や防波堤などの設備を活用して波浪被害を最小限にすることが効果的です。
台風被害を減らす取り組み
普段の生活から、身の回りを観察しておくことも大切です。
特に、自然災害の対策に有効な行動をご紹介します。
窓や雨戸の戸締り
必要に応じて、外から板などを打ち付けるスペースがあるのかを確認しておくことも大切です。
排水溝や側溝の掃除
排水がうまくいかないことで、逆流しやすい環境をつくらないことも大切です。
掃除をすることで、水はけを良くしておくことが大切です。
鉢植えやゴミ箱の配置
玄関前や屋外で飛ばされそうなものは飛ばされないように固定する方法を考えておきましょう。
家の中に格納するものと配置も計画しておくことも大切です。
新築キッチンゴミ箱置き場勝手口周辺活用失敗後悔原因や注意点実例画像付
バルコニーの物を撤去
物干し竿や物干し用のスタンドなどは、折りたたむなどして保管しておきましょう。
飛来物対策
窓や雨戸の戸締りをおこない、飛来物で窓が破損した際にも、家の中にガラスが散乱しないために、シェードなどで被害を最小にする工夫を心がけましょう。