- 家は木造住宅で検討している
- 自然素材の家って書かれた会社のモデルハウスや展示場が気になる!
- 自然素材の家とはどういう家?
- 自然素材の家のメリットデメリットが知りたい
こんな悩みを解消します。
今回の記事では、自然素材の家とは?メリットデメリットや選び方について以下の目次でご紹介します。
自然素材の家とは
自然素材の家のメリットデメリット
自然素材の家とその他を比較
自然素材の家がオススメの人の特徴
自然素材の家とは
自然素材の特徴
自然素材とは、以下のような特徴があります。
- 人工的に合成した化学物質を使わない。
- 機械による不自然な強制処理をしない
- 自然の素材が持つ性質をそのまま活かせるように仕上げた
木材を加工する技術は進歩した。
しかし、室内の壁に今の時代だからこそ、漆喰や聚楽、無垢材といった昔の木造建築でよく使用されていた素材を使いたいという方もいらっしゃいます。
自然素材とは
以下のようなパーツが自然素材に該当します。
- 無垢材
- 構造材
- パネリング剤
- 漆喰
- 珪藻土
正確な定義がない
どこからが自然素材でどこから従来の家?
この答えは、明確に定められておりません。
あくまで、自然素材の家は、住宅内に使用される素材の選び方とそう伝えたい会社側のアピールポイントになっていると思います。
自然素材の家のメリットデメリット
自然素材を活かす家に住むと何が良いのか?
デメリットは何?
メリット
- 経年劣化による変化を楽しむ
- 揮発性有害物質による影響の心配がない
- 室内環境の快適化
デメリット
- 傷がつきやすい
- 汚れが気になる
【漆喰のデメリット】
漆喰は、消石灰という石灰石が原料です。
漆喰には、調湿効果があり、「呼吸する壁」とも呼ばれています。
しかし、養生や下塗り、仕上げなどの工程が他の工事よりも時間がかかります。
つまりは、工期も工賃も割高になるのです。
さらに、ひび割れしやすいのも特徴です。
【珪藻土のデメリット】
珪藻土とは、プランクトンのこと。
珪藻土も漆喰同様に調湿効果が期待されています。
他にも、室内の臭いを吸収し、脱臭・消臭の効果があるという案内も多い。
特に梅雨の時期から夏場にかけての湿気が多い時期と冬の乾燥が気になる時期にダニやウイルス、カビが発生しづらいというメリットがあります。
しかし、一方では、乾燥すると簡単にひび割れを起こすという心配があります。
一度ひび割れると、自らかたまることができない。
つまり、上から固化材等でメンテナンスをしなければいけないのです。
【天然リノリウムのデメリット】
天然リノリウムとは、亜麻仁油が原料。
抗菌作用、耐久性に優れているため、傷がつきにくいのも特徴。
滑りにくいため、床などに使用するのもおすすめです。
一方で、素材特有のニオイが気になるという人がいます。
さらに、コストも割高です。
高い素材を使った新築なのに、臭い。
こんな気持ちになる人がいるのも注意点です。
【無垢材のデメリット】
私が住宅業界にいた頃にもよく無垢材を使用している方から、以下のようなお問合せがありました。
- 巾木周辺の床がめくれてきた
- 変形や変色が気になる
- 無垢材特有の臭いが気になる
- 断熱や保温効果があると聞いたのに、寒い
など期待とは異なる現実について、相談を受けたことがあります。
新築キッチン床材選び方無垢材のメリットデメリット|業界経験者が解説
自然素材の家とその他を比較
【構造材】
構造材とは、土台、柱、梁、桁など建物を支える骨組み。
【造作材】
建具(室内ドア等)やカウンターなどを造り付けで対応する会社もあります。
輸入住宅であれば、輸入材を使用していることが多いですが、日本の国内産を使用する会社もまだまだ数多く存在します。
【下地材】
下地のほとんどが合板です。
合板とは、丸太をスライスして、何層にも重ねた上で接着剤で板状に加工した工業製品です。
つまり、大量の接着剤が使用されていることから、湿気に弱いというデメリットもあります。
ですから、屋根材の裏の野地板や床下地の根太などに自然素材の無垢を選ぶ会社もあります。
メンテナンス費用
健康意識が高まる中、自然素材の効果に投資をしようと考える方も多くなりました。
しかし、一方でメンテナンス費用をあまり知らされていない方もいらっしゃいます。
自然素材は、意外とお金がかかります。
特に、傷や経年劣化が気になった時には簡単にDIYで対応できることばかりではありません。
私の実家も漆喰がほとんどの家ですが、塗り替え等でかなりお金をかけて維持しています。
日々のメンテナンスが不要とかランニングコストがかからない家というのはちょっと注意が必要です。
建築コストもかかる
家を建てるだけに必要なコストも高くなります。
家の中の設備にもお金をかけたいと思っている人にとっては、2重、3重でコストがかかります。
結果、メンテナンスも必要となると、家のためにどれだけお金をつぎ込むのか?という夫婦喧嘩になるケースもあります。
なんのために自然素材が必要なのか?
この答えをじっくり考えておきましょう。
自然素材の家がオススメの人の特徴
自然素材の家をおすすめしたい人の特徴についてご紹介します。
内装、ニオイ等の好み
見た目では、従来の家とかなり雰囲気が異なります。
- 梁が出ているのが素敵
- 長く済み続けたくなる
好きな人にとっては、気に入ることが多い。
個性的な空間
- カントリー調
- クラシック風
- 南欧風
- アメリカン
さまざまな外観に合わせやすいのも特徴です。
タイルや土間の床や室内ドアなどちょっとした素材の違いに個性を演出しやすいのも特徴。
住宅展示場やモデルハウス、完成見学会等で一目惚れする人も多いです。
雰囲気で選びたい
- 新築なのに安っぽい。
- みんな同じに見える。
- 外観がダサい
こんな声も聞こえてくる日本の住宅市場。
一方で、こだわりを活かし、素敵な間取りや内装に仕上げた人のブログやInstagram等を見て、良いなぁと思っている人もいます。
雰囲気が大事。
やっぱり見た目でしょ。
こう考える人にとっては、おすすめです。