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新築住宅設計中にリビング窓に悩んでいる人は非常に多い。
  • 東西南北の方位と窓のサイズ。
  • PG【ペアガラス】や3層ガラス等の種類の選択。
  • 通りに面した窓なら、丸見えにならないかどうか?(視線対策)
こうした悩みを抱えた中で、少しでも小さめで横長窓を設置するのは何が良いのか悪いのかを検討する人向けに情報を公開しています。 これまでにもリビング窓については、以下のような記事を書いてきました。 リビング窓大きい リビング窓大きいメリットと注意点|現場経験者が解説
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リビング窓小さい リビング窓小さいメリットと注意点|元現場担当者が解説 この他にもセキュリティ対策という考え方もご紹介しています。 リビング窓の悩み リビング窓外からの視線対策おすすめ4つのこだわり一戸建ての工夫 リビング窓サイズや大きさ 新築リビング窓配置やテレビ上サイズ等選び方成功のコツと注意点 窓と壁だけでなく、コンセントや家具、家電のレイアウトや配置も注意が必要なのもリビングの課題。 狭い、暗い、過ごしにくい空間にしないために必要な情報を掲載していきます。 今回の記事では、リビング窓に横長を選択する際のメリットデメリット、注意点等を下記の目次でご紹介しています。 リビング窓を横長にする長所 リビング窓を横長にする短所 リビング窓横長事例と注意点
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リビング窓を横長にする長所

リビング窓横長のメリット リビング窓は、掃き出し窓だけではありません。 テレビ上等に横長窓を設置するレイアウトの間取りプランも近年は多くなってきました。 なぜあえて横長を選んだのか? 実際の体験からご紹介していきます。

テレビ上で日当たり確保

テレビ上で日当たり確保 我が家は東向きの窓を横長にしています。 その理由は、以下の通り。
  1. テレビに直射日光が当たらない配慮をしたかった
  2. 通りに面するため、丸見えになることを避けたかった
  3. カーテンを不要でシェード等で簡単に手入れしやすい環境を作りたかった
この点については、十分メリットを感じることができました。

気密性耐震性を確保しやすい

気密性耐震性を確保しやすい 住宅性能を意識している方にとっては、横長窓は気密性重視を検討する人にとっては、非常に役に立つ。 壁の面積が多いほど熱は逃げにくいし、侵入しにくい。 当然、壁の面積が広いと耐震性としても耐えやすい空間を作りやすい。 家の中の耐震性、気密性を意識している人にとっては、この設計はありがたいはず。

窓の下のスペースを活用しやすい

窓の下のスペースを活用しやすい
  • 収納家具を配置したい
  • 在宅ワーク用のパソコンデスクを設置したい
  • 子どもたちも使える造作家具を設置してほしい
こんなイメージをお持ちの方には、スペース確保におすすめです。  

リビング窓を横長にする短所

リビング窓横長のデメリット 設計については、依頼する側にとっては、素人。

設計者からの提案前提

設計者からの提案前提 私は住宅関連企業で実際に住建(壁、内装、窓、ドア)等のリフォーム相談を受けていたので存在を知っていました。 しかし、一般の方の場合、打合せで話しを聞くまでその存在そのものを知らなかったという方も珍しくありません。 そして、自分たちが知らない種類をメインのリビングに突然採用してみては?と提案されても戸惑いを感じやすい。 メリットを説明されても小さいというだけで安心できないという声は多い。 つまりは、イメージができないという意見は多いのです。

隣地2階からの視線対策

隣地2階からの視線対策 横長の窓は、通りを歩く人からは見えにくくなる設計であることは否定しません。 しかし、隣地の住宅からは確実ということはありません。 単純に以下のような条件を満たす住宅なら、窓からの視線が気になるケースはあります。
  • 隣の家の2階窓が見える方位
  • 階段や玄関用のはめ込み窓が大きいし、透明ガラスを採用している場合。
つまりは、横長で天井に近い位置に設置していても南や北、東や西にある家の中からの見え方は条件次第になってしまう。

外観や内装でバランスが難しい

外観や内装でバランスが難しい 外観がダサい、バランスが悪いと感じやすい要因の1つに窓のバランスがあります。 内装の場合は、白い壁や無垢材などを利用する際に、サッシの内枠等との色の相性も心配。 外観から見た場合は、狭小住宅等の場合、1階と2階のバランスも心配されている。 見た目も機能性もすべてを満足させるとなると、やはりバランスを左右上下で調整しやすい家のサイズが求められるケースもあります。  

リビング窓横長事例と注意点

リビング窓横長の注意点 リビングの窓を横長にした事例とその観察ポイントについてご紹介していきます。

リビング窓横長の事例

スリット窓実例画像YKK 上記画像は、YKKの公式ページにあるスリット窓の事例。 この画像で観察してほしいポイントがあります。
  1. なぜ掃き出し窓のサイズを大きくしなかったのか?
  2. 耐震性を考慮した際の横長窓の設置箇所の条件
  3. 開閉不可のタイプなのか両開きのスライド式にするのか?
上記のようなポイントを1つずつ確実に課題としてクリアしておく必要があります。

オプション採用とカーテン費用

オプション採用とカーテン費用 他にも、カーテンやブラインド、シェード等何を使うのが良いのか? 我が家は、一条工務店だったので、ハニカムシェードがすべての窓に標準でついていました。 しかし、すべての窓のカーテンは自分たちで購入する必要がある場合は、当然特殊なサイズなのでオーダーになります。 他にも、何を付けるべきかによっては、カーテンが2つになって不格好になる可能性もあります。

開閉方向と雨の影響

滑り出し窓の種類   窓の開閉にも種類があります。
  • 縦すべり
  • 横すべり
  • 両開き
  • 片開き
  • FIX窓
  • 高所滑り出し窓
このように、開閉の向きを三択する必要があります。 この時の雨がふりこんできたり、花粉や黄砂等の影響を受けてしまうかどうかなども心配があります。 必ず土地の向きや方位を気にして選ぶようにしましょう。      
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