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スキップフロアってかっこいい!デザイン性や個性的な感じが気に入った。 1階や2階といった階層とは異なるちょっとしたスペース。 書斎、子どもの遊び場、ソファとテーブルを置いた大人のカフェ空間、書斎に物置。 なんでも使えそうな空間に見えますよね。 特に、リビングにあれば、ちょっと隠したい荷物を隠すのにも使いやすい! こんな考え方の方に伝えておきたい注意点やポイントをご紹介しています。 これまでにもスキップフロアについては、以下のような記事を書いています。 スキップフロアは無駄なのか スキップフロアや段差の多い家は住みやすい?20年以上住んだ体験記
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スキップフロアは無駄ではない スキップフロアの無駄とあってよかった事|20年以上住んだ感想 スキップフロア間取りの特徴 スキップフロアの間取り|展示場チェックポイント スキップフロアのある家の短所 スキップフロアのデメリットを実際に20年以上生活した体験者が解説! スキップフロア老後の後悔や苦労 スキップフロアは老後はどうなる?実家での祖父母の介護体験記 我が家のリビングにはスキップフロアを用意しませんでした。 一条工務店i-smartを私たちは選びました。 リビング階段も却下。ランドリールームもパントリーもありません。 フロア全体を完全フラットにして総2階建ての間取りにこだわりました。 その理由をふくめて、リビングにスキップフロアを用意するメリットとデメリットを以下の項目でご紹介しています。 スキップフロアリビングのメリット スキップフロアリビングのデメリット スキップフロアリビングの比較候補 階段の途中になるような位置にちょっと立ち寄れるスペースがあれば家事なども楽になるはず。 吹き抜けはいらないけど、圧迫感を解消するためのスペースは考えたい。 こんなご家庭の設計について、考えておくべきポイントをご紹介しています。
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スキップフロアリビングのメリット

スキップフロアリビング 家づくりの中でもリビングという空間だからこそ、心配が多い内容とスキップフロアの相性について解説しています。

プロジェクター

プロジェクター 家の壁を使って大型モニターとして、プロジェクターやスピーカーを使ったホームシアターシステムを構築しよう。 こんな人の家づくりには、スキップフロアはおすすめです。
  • リビングに窓があってできない場合でも対処可能
  • リビングにソファなどの大型家具を配置する必要がない
  • スクリーンの幅と距離を気にする必要がない。
私自身も確かにこんな家づくりを一瞬憧れた。 しかし、その個別スペースがあれば、当然、段差への上り下りというのが発生します。 住まいにおいて、一番のぜいたくは平屋。 それは、段差がない開放的な空間という意味があります。 わざわざそのフロアにリビングを用意したのに、別の段差を施工するというのは正直メリットを感じる時間よりも邪魔な時間のほうが多いのではないか? こんな風に考えた末、却下になりました。

来客対策

来客対策 突然のお客様の来訪。和室がないからリビングでの対応。 こんな時、リビングの床に落ちているものを簡単に片づけるための収納スペースがあれば! でも扉の開閉などが面倒な上、床面積が減るのも嫌。 こんな人におすすめできるのが、小上がり以上の高さを利用して臨時の収納スペースを用意するという考え方。 もちろん、スキップフロアの下には階段下収納のような活用も可能になります。 しかし、この考え方にも弱点があります。 それは、そのフロアの床に座っている時には、自分の視界の中では圧迫感を感じる可能性があるということ。 暮らしの中で自分たちが歩きながら見ている部屋と座った位置から見える景色は異なります。 これは思っている以上に圧迫感になってしまったということがないようにすることも配慮が必要です。  

スキップフロアリビングのデメリット

リビングスキップフロア注意点 依頼をして完成したすぐの状況ではその実現したスペースを活用しようとする。 これは子どもが初めて手にしたおもちゃを最初だけ遊ぶのと同じ感覚に近い。 でもその先はどうでしょうか?

いずれ誰も使わないデッドスペース

いずれ誰も使わないデッドスペース 当初は、土地や建物の面積、天井の高さなどさまざまな課題から費用をかけてでも採用するべきと話をしていたはず。 なのに、いざ住み始めると、利用したのは最初の数ヶ月。 その後は、自分たちの生活で気にすることもなくなり、いつしか誰も出入りをしないような空間に早変わり。 こんなことなら、リビングをもっと広くしたほうが活用法も広がり、便利になったのではないか? こんな意見が聞こえてくるようになる可能性もあります。 この対策として、目的を明確化するだけでなく、数年、10年以上経過してもどうなるのか? このように広く利用する価値や活かし方を検討しておくことが大切です。

影響への配慮

影響への配慮 あくまで平屋を少しでも広く使うための工夫としては、大きな役割を果たすかもしれません。 しかし、2階建ての場合は、そのスペースがあることで、以下のような違いが発生します。
  • 風通しの問題
  • エアコンの配置と効きの問題
  • 窓などの湿気対策
  • 大きなものを配置した際の光の入り方への影響
あくまで有効活用というつもりで採用しても、その存在が下の空間の快適さを奪ってしまう可能性も考慮しなければいけない。 わかりやすいのは、上から何か物が落ちてくるような状況をどこまで考えてあるのか? ガレージの物置スペースを壁付けした時と同じような感覚でリビング空間を考えておく必要があります。 天井との高さだけでなく、落下した際の下の床に与える傷や損傷リスクなども十分考えておくことが大切です。  

スキップフロアリビングの比較候補

リビングスキップフロア代替案 スキップフロアにするべきか?それとももう少し別の手段があるのか? たった畳2畳3畳分を確保する家づくりに本当にスキップフロアのある家を建てるのが最善と言えるのか? その分、ダイニングを広げたり、パントリーを設置する方法のほうが家族が楽しく生活できるのでは? 私は今でこそ、こんなことを考えるようになりました。

スキップフロアよりエレベーター

スキップフロアよりエレベーター もしその家づくりに上の階に何も設置する対象がないフリースペースを確保できるなら、正直、これからの時代にはエレベーターが有効だと感じました。 なぜか?
  • ベッドなどの大型家具の搬入や持ち出し
  • 大型家電の2階への搬入ルート
  • 老後の世代になった時の移動手段の確保
20代30代の若い世代もいずれは60代70代と老後の世代の生活になっていく。 こうなると、多くの不用品が発生してくる。こういう時、自分たちだけでベッドひとつでも持ち運びが可能なのか? こう考えると将来的に使う可能性が高いのは、移動手段に必要な家具や構造だと考えます。

他のスペースを拡張

他のスペースを拡張 リビングやダイニングキッチンを広くして、ひとつ一つの動作が大きくなってしまう。 家全体で本当に一生使うのは、以下のスペース。
  • 寝室
  • お風呂
  • ダイニングキッチン
  • トイレ
  • 洗面所
  • 玄関
  • 駐車場
以上のスペースを一階でも二階でも必ず毎日の生活の中で使うことになるでしょう。 他の箇所は正直、使う時だけという低いニーズに変わっていく。 上に上がり、下に降りるのが大変になる。こんな空間を趣味に使い、ずっとその環境を大切にしていけるのはごく一部の人だと思います。 徐々に自分の体がうまく動かないという段階になった時、上に残ったものは一体どうなる? 少し先のことを考えて、その時にも今と同じだけの安心を確保できるような空間、設備を優先していただきたいのです。 全てが整っていて、満足できる。その上でさらに贅沢を求めるなら何も文句はないと思います。
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