インターネットに接続する方法は大きく2つあります。
- 無線LAN: 電波を使って接続する
- 有線LAN: ケーブルを使って接続する
インターネット接続関連記事。
今回の記事では、
- 有線LANのメリットとデメリット
- 接続方法
- 設定方法
などを詳しく解説します。
インターネットの有線接続とは
インターネットの有線接続とは、LANケーブルを使ってモデムやルーターとパソコンなどの機器を直接接続する方法です。
無線LANとは異なります。
電波を使用しません。
そのため、安定した通信速度を実現できます。
有線LAN接続のメリット
安定した通信速度、高いセキュリティ、低遅延といったメリットがあります。
安定した通信速度
有線LAN接続は、無線LANと比べて、電波の影響を受けません。
そのため、安定した通信速度を実現できます。
- オンラインゲーム
- 動画配信
など、大容量のデータを送受信する際にも、ストレスなく利用できます。
特に、以下の様な場合に有線LAN接続がおすすめです。
- オンラインゲームで、ラグやカクつきを抑えたい
- 高画質な動画をスムーズに視聴したい
- 大容量のファイルをダウンロードしたい
高いセキュリティ
有線LAN接続は、無線LANよりもセキュリティレベルが高くなります。
情報漏洩のリスクが少ないです。
無線LANは電波を使用するため、第三者に傍受される可能性があります。
特に、以下の様な場合に有線LAN接続がおすすめです。
- オンラインバンキングなどの金融サービスを利用する
- 個人情報や機密情報を取り扱う
- セキュリティ対策を強化したい
低遅延
有線LAN接続は、無線LANよりも遅延が少なくなります。
リアルタイム性の高い通信が可能です。
オンラインゲームやライブ配信など、遅延が気になるコンテンツでも快適に利用できます。
特に、以下の様な場合に有線LAN接続がおすすめです。
- オンラインゲームで、素早い操作を実現したい
- ライブ配信で、映像の遅延を抑えたい
- オンライン会議で、スムーズなコミュニケーションを実現したい
有線LAN接続のデメリット
一方で、以下の様なデメリットも存在します。
ケーブルが必要
有線LAN接続は、無線LANと比べて、LANケーブルが必要になります。
LANケーブルは、機器とモデム/ルーターを繋ぐために必要です。
以下の様な場合、ケーブルがデメリットとなる可能性があります。
- 部屋のレイアウトが制限される
- ケーブルが邪魔になる
- ケーブルの管理が面倒
設置場所が限定される
有線LAN接続は、モデムやルーターの近くに設置する必要があるため、設置場所が限定されます。
無線LANのように、部屋のどこにでも設置できるわけではありません。
以下の様な場合、設置場所がデメリットとなる可能性があります。
- モデム/ルーターから離れた場所に機器を設置したい
- 部屋の見た目を重視したい
- 持ち運び可能な機器を使用したい
移動が制限される
有線LAN接続は、ケーブルで接続しているため、機器の移動が制限されます。
無線LANのように、部屋の中を自由に移動しながら利用することはできません。
以下の様な場合、移動が制限されることがデメリットとなる可能性があります。
- ノートパソコンを持ち運びながら使用したい
- 掃除や模様替えを頻繁に行う
- 複数の場所でインターネットを利用したい
有線LAN接続がおすすめのケース
- オンラインゲームや動画配信など、安定した通信速度が必要な場合
- セキュリティレベルを高くしたい場合
- 広い家で、無線LANの電波が届きにくい場合
有線LAN接続の接続方法
- モデムやルーターのLANポートにLANケーブルを接続します。
- パソコンなどの機器のLANポートにLANケーブルを接続します。
- パソコンなどの機器の設定画面で、有線LAN接続を選択します。
有線LAN接続の設定方法
Windows 10の場合
- スタートメニューを開き、「設定」を選択します。
- 「ネットワークとインターネット」を選択します。
- 「イーサネット」を選択します。
- 「接続済み」と表示されていれば、設定完了です。
Windows 11の場合
1. ケーブルを接続する
- モデム/ルーターのLANポートにLANケーブルを接続します。
- パソコンのLANポートにLANケーブルを接続します。
2. ネットワーク設定を確認する
- スタートメニューを開き、「設定」を選択します。
- 「ネットワークとインターネット」を選択します。
- 「イーサネット」を選択します。
- 「接続済み」と表示されていれば、設定完了です。
3. ネットワーク設定を変更する
IPアドレスを手動で設定したい場合は、以下の手順に従ってください。
- ネットワーク設定画面で「イーサネット」を選択します。
- 「既知のネットワークのプロパティ」を選択します。
- 「IP アドレスの編集」を選択します。
- 「自動的に IP アドレスを取得する」をオフにします。
- IP アドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNS サーバーのアドレスを入力します。
- 「保存」をクリックします。
4. トラブルシューティング
接続できない場合は、以下の手順を試してください。
- ケーブルがしっかりと接続されていることを確認します。
- 機器の電源を入れ直します。
- フライトモードをオフにします。
- ネットワークアダプタのドライバを更新します。
- 問題が解決しない場合は、パソコンメーカーまたはインターネットサービスプロバイダに問い合わせます。
Macの場合
- システム環境設定を開きます。
- 「ネットワーク」を選択します。
- 「Ethernet」を選択します。
- 接続方法を選択します。
- 必要であれば、IPアドレスなどを設定します。