ビルトインガレージのシャッターは、車やバイクを雨や風から守るだけでなく、防犯や断熱にも役立ちます。
しかし、シャッターの種類や機能はさまざまです。
選び方を間違えると後悔する可能性があります。
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今回の記事では、
- ビルトインガレージのシャッターの種類や選び方
- 失敗しないためのポイント
を解説します。
ビルトインガレージのシャッターの種類
ビルトインガレージのシャッターは、大きく分けて以下の3種類に分けられます。
引き違いシャッター
横にスライドして開閉するタイプです。
開閉時にスペースを取らないため、狭いスペースでも設置できます。
オーバースライドシャッター
上部が固定され、下部がスライドして開閉するタイプです。
引き違いシャッターよりも開口部が広くなります。
そのため、車やバイクを楽に出し入れできます。
ロールシャッター
巻き上げ式のタイプです。
開閉時にスペースを取らないため、狭いスペースでも設置できます。
ビルトインガレージのシャッターの選び方
ビルトインガレージのシャッターを選ぶ際には、以下のポイントを押さえましょう。
サイズ
シャッターのサイズは、ガレージの開口部に合わせて選びましょう。
サイズが合わないとどうなる?
- 開閉時にスムーズに動かない。
- 隙間ができたりする。
などの可能性があります。
開閉方式
開閉方式は、ガレージのスペースや使い勝手に合わせて選びましょう。
狭いスペースの場合は、
- 引き違いシャッター
- オーバースライドシャッター
がおすすめです。
機能
シャッターには、防犯や断熱などの機能が備わっているものもあります。
必要に応じて、必要な機能を備えたシャッターを選びましょう。
ビルトインガレージのシャッターでよくある失敗
ビルトインガレージのシャッターでよくある失敗には、以下のようなものがあります。
サイズが合わなかった
ビルトインガレージの規格
ビルトインガレージの規格は、建築基準法で以下のように定められています。
- 開口部:高さ2.3m以上、幅2.5m以上
- 奥行:3m以上
この規格は、
- 車の安全な乗り降り
- 火災時の避難を可能にする
上記の都合も考えた上で定められています。
ビルトインガレージの寸法の取り方
ビルトインガレージの寸法は、車の大きさに合わせて取ります。
一般的な乗用車のサイズは、以下のとおりです。
- 全長:4.5m~5m
- 全幅:1.7m~1.8m
- 全高:1.5m~1.6m
車の大きさに合わせて、ビルトインガレージの開口部を20cm~30cm大きく取るのがおすすめです。
また、ビルトインガレージに
- 収納スペース
- 作業スペース
を設ける場合は、そのスペース分の寸法も考慮する必要があります。
ビルトインガレージのサイズの注意点
ビルトインガレージのサイズを決める際には、以下の点に注意しましょう。
- 車の乗り降りや、荷物の出し入れがしやすい大きさにする
- 車庫入れや、車庫から出るときの安全性を考慮する
- ビルトインガレージの用途に合わせて、必要なスペースを確保する
ビルトインガレージのサイズを決める際には、これらの点に注意して、使いやすいサイズを選びましょう。
- 開閉方式が使いにくかった
開閉方式は、ガレージのスペースや使い勝手に合わせて選ぶことが大切です。
- 機能が足りなかった
防犯や断熱などの機能が足りないと、後から追加で費用がかかる可能性もあります。
ビルトインガレージのシャッターの後付け工事費用相場
ビルトインガレージのシャッターの後付け工事費用の相場は、以下のとおりです。
- 引き違いシャッター:10万円~20万円
- オーバースライドシャッター:20万円~30万円
- ロールシャッター:15万円~25万円
費用は、シャッターのサイズや種類、機能によって異なります。
ビルトインガレージのシャッターでよくある質問
ビルトインガレージのシャッターには、電動と手動の2種類があります。
それぞれにメリットとデメリットがあります。
どちらを選ぶか迷っている方のために、それぞれの特徴を解説します。
電動シャッターのメリット
- 手動に比べて開閉が楽
- 力や体力がなくても開閉できる
- 雨や風が強い日でも楽に開閉できる
電動シャッターのデメリット
- 手動に比べて初期費用が高い
- 故障のリスクがある
手動シャッターのメリット
- 初期費用が安い
- 故障のリスクが少ない
- 電源がなくても開閉できる
手動シャッターのデメリット
- 手動で開閉するため、力や体力が必要
- 雨や風が強い日などは開閉が大変
電動シャッターと手動シャッターの選び方
電動シャッターと手動シャッターのどちらを選ぶかは、以下の点から検討しましょう。
- 開閉のしやすさ:力や体力に自信がない場合や、雨や風が強い日でも楽に開閉したい場合は、電動シャッターがおすすめです。
- 初期費用:初期費用を抑えたい場合は、手動シャッターがおすすめです。
- 故障のリスク:故障のリスクを抑えたい場合は、手動シャッターがおすすめです。
また、ビルトインガレージのスペースも考慮しましょう。
電動シャッターの場合は、モーターや配線などのスペースが必要になります。
- ご自身のライフスタイル
- 使用状況
に合わせて、どちらが適しているか検討しましょう。