- 家を買うのと同じ時期に車の買い替えも必要になった!
- 家族の人数が増えた!
- チャイルドシートとベビーカーを乗せるのが大変!
- 通勤に使うから、夫婦それぞれで車が必要になった!
色々な事情があって、一家に2台以上が必要な地域も日本全国ではたくさんあります。
こういう時にも銀行やディーラー等で自動車ローンを組む人は多い。
その中でどういうプランを選ぶのが良いのか?
自動車ローンを選ぶ際のポイントはあくまで金利で良いのか?
他のローンの返済や教育費を計画するなら、どういう買い方が理想なのかを含めてポイントと注意点をご紹介していきます。
今回の記事では、自動車ローンの金利やその他条件の選び方に土江、以下の目次でご紹介しています。
自動車ローン金利の種類「変動と固定」
自動車ローンの種類と金利相場の比較
自動車ローンで低金利を選ぶ時の注意点
自動車ローン金利の種類「変動と固定」
住宅ローンでもその他のローンでも金利には、固定と変動という2つが存在します。
それぞれの特徴についてご紹介していきます。
固定金利の特徴
メリット
- 返済期間中金利が変動しない
- 景気により市場金利の上昇による影響を受けない
- 契約期間内で同じ返済額で計画が立てられる
デメリット
- 金利は変動よりは高い
- 返済能力で繰り上げ返済等が可能な人にとっては返済総額が高くなったと感じることもある
変動金利の特徴
メリット
- 超低金利時代なら、固定金利より利率が低くなる
デメリット
- 急激な市場の変化に伴い金利が上昇する可能性がある
- 毎月の返済額負担が大きくなる可能性がある
シミュレーションのポイント
金利が高い低いだけというだけで決めるべきでしょうか?
200万円から300万円の自動車を購入する。
全額マイカーローンで支払う。
頭金なし
ボーナス加算なし
返済期間5年(60回)
もしこのような設定に対して、マイカー論を年率1.9%から3.7%という条件で借り入れをしたらどうなるのか?
毎月の返済額は、基本的3万5000円以上4万5000円以下の範囲。
金利としては、15万円から25万円程度が予想される。
自動車ローンの種類と金利相場の比較
銀行のマイカーローンの他にも基本的にはディーラーでのローンというのも存在する。
この場合は、多くのディーラーが独自のサービスにより囲い込みをしようと必死になっている。
残価設定型のローン
残価設定型とは、3年、5年、7年等の時期を想定して最初から買取査定額を設定する。
この場合のメリット、デメリットは以下の通り。
メリット
- 月々の返済額は、新車満額ではない
- ボーナス加算も自由に選択可能
- 買取値の最低目安は事故などが無ければ安心できる
- 車を返却することでさらに査定が高くなる可能性もある
デメリット
- 数年後には残価として設定した金額を一括で用意するのが前提。
- 再ローンを組みなおす際には、年率4.9%という高い金利しか対応策が無い
- もし仮に事故や大きな破損等があった際には査定額が下がる可能性もある
残価設定型の金利は、年率4.9%が標準となっているが、一定の条件を満たすことで3.9%や場合によっては、2.9%まで下がっているケースもあります。
ディーラーの信販系ローン
残価設定をしない場合でもディーラーの場合は、以下のメリットデメリットがあります。
メリット
- キャンペーン等により車種限定の割引等がある
- 実質金利ゼロという期間もある
- 審査が早い(銀行は最短4日程度は必要になります)
- 店頭での申し込みが簡単
- 月々の支払額は銀行よりも安いケースも多い
- 乗り続けたい人にとっては、残価等の心配がない
デメリット
- Webでの正確な金額での申し込みは困難
- 自分の名義にはならない
自動車ローンで低金利を選ぶ時の注意点
では実際にどのような基準を設けて金利やローンの申し込み先を決めるべきなのか?
この点を自分自身がマイホーム購入後にマイカーも購入したからこそ伝えたい内容でご紹介していきます。
完済期間の明確化が最優先
そもそも車を買い替える頻度はどのくらいのペースになるのかを考えましょう。
- 乗りつぶす前提の購入
- 乗り換えを前提とする購入
- まだ不明な点が多い時の購入
それぞれにおいて選び方にはポイントがあります。
乗りつぶす前提の人向け
もし仮にマイホームと同様に簡単に乗り換えるなんてことをしないのであれば、総額に焦点を絞ることが重要。
つまりは、金利が少しでも低い所で支払い完済期間が短い場所を選びましょう。
借り換えを前提とする購入
夫婦そろって車にはこだわりがあって、毎回新しい車種にのっていたいというパターンもあります。
この場合は、あくまで分割払いを常に継続するのかそれとも貯金をしてからその不足分をローンにするのかによって大きく異なります。
もし仮にローンを組み続けるのなら、残価設定がお得です。
単純に1つの車に対して、支払う総額が少なくなるからです。
乗り換えの頻度は、頭金を作ってからというケースでは、基本として先ほどの乗りつぶすを前提とした方と同じで総額にこだわりましょう。
まだ将来のことは不明な方
数年先で買い替えをしているのかそれとももう1台車を買うのかも考えている。
こんな状態であれば、まずは銀行のマイカーローンで節約をしましょう。
又は特定車種等のディーラーのキャンペーンを利用して総額の支払い額を下げることを最優先とします。
車には一定の支払いがあります
マイカーを購入するということは、基本以下の点の支払いを許容することになります。
- エンジンオイル交換
- エレメント(フィルター)交換
- バッテリー交換
- タイヤ交換
- 車検や点検、整備費用
- ワイパー交換
- 自動車保険
- 自動車税の支払い
- ガソリン代
このように、基本として、毎月支払いを何かしらしている状態で意地をしていくことになります。
場合によっては、戸建て注文住宅や建売を購入していても駐車場が足りなくて、月額の駐車場を契約する人もいるかもしれない。
さらに、ないことを願いたいですが、修理費用等が発生するケースもあります。
このように、いろいろな費用負担がありますので、可能な限りこういうランニングコストが含まれたプランを探すことでメンテナンスの別途費用を用意しなくてよいという計画も大事です。
中古車の場合はまた別?
中古車と新車ではディーラーの金利も大きく異なります。
中古車ディーラーの金利の平均は4.9%です。
この設定になっていると、当然金利は高いと思われる人は増えます。
もし中古を購入してさらに、自分たちが乗り換えを前提としているなら、正直あまりローンを組むことは推奨できません。
基本的に現金で購入が可能な範囲で探しましょう。
そして、買い替え等の必要性が迫られた際には、頭金を含めてしっかり次の車の購入に向けた支払い準備を整えておくことも大切です。