住宅を購入する時ってみんな平均どのくらいの金額を頭金で入れるのかな?
自分の場合は、そんなにお金が貯まった状態ではない。
自分自身が返済する時の事を考えて、少しでも貯蓄を残して置きたいと考えている人も多い。
土地と建物を購入する新築注文住宅でも建売物件の場合は、価格の近くに頭金なしでも対応という文字が多く出てくるようになった。
今まさに住宅購入を検討している人の中でまだお金の用意が曖昧な状態で頭金の金額を迷っている人がいたら、ぜひ参考にしてほしい。
私は、新築マンションと注文住宅をハウスメーカーでそれぞれ購入した経験を持つ。
新築マンションでは、手付金100万円。
ハウスメーカーでも、着手金100万円。
それぞれの最初の契約の時にこの額を支払った。
しかし、いずれの場合でも支払いをした一部は諸費用の清算後に戻ってくる仕組みになっている。
だから、頭金を出したらそのお金は全て無くなるという話ではない。
あくまで何にもなくなるという事ではなく、諸費用や手続きに必要な資金としての預かり金。
このようなケースは少なくない。
でもこの頭金をいくらにするのか?
この資金は、マイホーム購入時には住宅ローン審査やその後の毎月の生活にも影響があるかもしれない。
こうした時、何を考えておくべきなのかをご紹介していきます。
私自身も新築マンションを買う時、何も考えず今買えるなら買うという感覚で購入。
その後、毎月27日には口座残高数百円というまさにローン貧乏。
地獄の毎日を1年くらい続けた経験があります。
別に頭金が高いからローンが通りやすいとか少ないから何か気にしなければいけないのか?
こんな視点を含めて今の時代ハウスメーカーでも頭金はどうなっているのか?
この体験をもとに資金の計画について、以下の項目でご紹介しています。
家購入頭金平均ハウスメーカーの実態
家購入頭金平均は目安にするべきか?
家購入頭金平均を知り無理をする末路
自分たちが建てる、買う家に対して、頭金をいくら入れるかは自由。
決して他人と比較して何か戸惑いを持つ必要はありません。
情報が多い分、どこかで勝手にメリットデメリットと考える人も多い時代。
しかし、貯金を残す事の大切さや賃貸中における無理のない将来への計画を立てる時のポイントとしてもご覧ください。
家購入頭金平均ハウスメーカーの実態
私たちが家を買う時、着手金という契約時に支払う金額は、ほぼどこの不動産会社も100万円が当たり前でした。
しかし、この金額は、決して必ずという事ではない。
会社によっては、用意が難しい場合は、その時の相場などを含めて相談が可能という事を先に情報を入れてくれていました。
しかし、実際にはどの位の額を平均的に用意しているのか?
ハウスメーカー着手金平均値は高い!
実際に、我が家が契約した会社以外を含めたマイホームセンターにあるような会社との契約の時に払っている金額の平均は?
この答えは、300万から400万円が多いという現実があった。
まさに、200万以上を簡単に用意が出来る人たちが購入している家。
正直、私は田舎に住む人間なので、少しでも貯金を残しながらもそこまで高い頭金を用意する必要がないと思っていました。
しかし、実際には、利息や返済総額等を考えて残しておいても仕方がない。
このような考え方を持つことができる人たちがどんどん建築前の頭金の段階で自己資金として、数百万円を出している。
これが現実として分かった時、どこかで我が家は場違いな所で契約をしてしまったのかと思ってしまいました。
家購入頭金平均は目安にするべきか?
しかし、この平均を教えてくれた営業さんがこんなことも教えてくれた。
今の若い人たち(20代から30代前半)で子どもがいる家庭は、やはり平均以下が当たり前です。
別に平均以下だと思ってしまう必要はない。
それぞれの家庭の条件が違いますので、あくまで支払う金額はデータ上だと思ってください。
このように、気休めでも別に契約の時に現金を出せないことを気にしなくて良いという内容を押してくれました。
頭金が多い世帯の特徴
特に、自己資金を簡単に出してよいと思って支払う人たちには、どんな仕事をしている人が多いのか?
こんな興味本位の質問もしてみました。
しかし、その答えは、ちょっと職業とは違い意外な答えだった。
「頭金を300万円以上払うような自己資金のある人達の多くは、現金主義の年齢が高い層です。」
「もともと家を持ち、中古のような状態になった家を建て替えする」
このような計画の時に、二世帯にしたり、農家だった人は、土地をまとめて手放したりして資金を作る。
このような計画をしている人が実際に頭金を多く支払う予算を作っている。
こういう話を解説してくれたんです。
確かに、私たちの頭の中では、年齢を問わず、建物と土地を一緒に買うという感覚しかなかった。
家族としても、単世帯。
この契約なら、そこまで無理に頭金を入れる選択肢は反対におすすめしない条件もあるという経験からのアドバイスもいただきました。
家購入前の頭金とこれから
どちらにしても、家を購入した人には、以下のような購入や準備資金が必要になります。
引っ越し前後に必要な資金項目一覧
引っ越し代 | インターネット回線費用 |
浄化槽などの契約 | 固定資産税 |
カーテン代 | 火災保険地震保険 |
エアコンなどの季節家電 | 駐車場代(世帯人数により) |
収納家具 | 学資保険、生命保険などの資金準備 |
これらは多くの家族が考える将来設計によく入れる支払い項目。
戸建ではなく、マンションなら、少し項目が変わりますよね!
でもあくまで銀行に返済をするだけが住み続けるための条件ではありません。
あくまで生活に必要な内容はそれぞれの支払先に少しずつ毎月の手元資金から出す内容が賃貸中とは違うサービスも出てくる。
家計を少しでも圧迫させないために。
頭金とか契約金というタイミングであまり手元の資金を減らしすぎないことも我が家の営業さんはきちんと教えてくれたので安心しました。
家購入頭金平均を知り無理をする末路
あくまで住宅ローン審査で借り入れが認められる事が大事。
そのためには、まずは融資を受けられるために良い条件を作り出したい。
このような話を家族で話し合っていませんか?
実際に親から資金援助を受けるという方法も難しい。
タイミングとしてはまだ家を買う予定ではなかった。
ようやく少しずつ貯められる状態になったばかり。
手元の資金は約200万円。
この中から少しでも多くの融資を受けられるような対応をしたい。
こんなあからさまな無理を貫こうとする人が時々いる。
年収と1年分の貯金より高くするな!
どう考えても現在の生活の中で今ある貯金は、月々とボーナスを合わせて1年以上かけて作ったもの。
このような人たちがいくら100万でも多く借りたいからと言って、手元の貯金を減らす価値はない。
むしろ、将来売却という対応を求められる話になるほどの危険な賭けになると私は伝えたい。
なぜそう言えるのか?
その答えは、自分自身がまさに同じことを新築マンション購入時に経験したからです。
日本全国で色々な仕事をしている人がいる。
- 車を自家用車で通勤している人。
- 通勤は公共機関でしか移動していない人。
- 社用車を用意してくれている会社。
このように、いろいろな点で車一台の保有状況も異なる。
当然、リフォームをする年数もある程度自然災害などの準備などにも影響しやすくなる。
こうした人生の先の事を考えたら、いくら節約をしようと思っても簡単にはできないことも多い。
まして、子供の成長に合わせて必要な準備は節約がほぼ難しい。
家計の計算だけでなく、200万円、300万円を車のローンで組むのとは全く話が違う。
将来では奨学金制度なども組むようなことになれば、35年間の負担で最初とはまた違う返済が増えるローンを選ぶ可能性もある。
このように、今あるお金を最初に無理をして負担をすると、その金額を取り戻すための期間はとても長く険しい状態になる。
私も貯まったらあまり今後を考えるよりも今を楽しむ事を選ぶ人生を当時は送っていた。
買える時に買う。
欲しい時に買えるなら、買う。
こんな状態で、多少自分にとって高額と思っても、そのためにまた働いて返す。
とてもストイックというかバカというか、負担というよりも逆に返しきるために仕事をしようと思ってしまっていた時間があった。
この時には家の他にもいろいろ新しいものを欲しいと思ってしまった。
結果、将来の対策なんて全くできていない。
ほぼフルローン状態に近いことに自覚が足りない状態。
これがやはり地獄の日々を迎える前のカウントダウン状態になっていくのです。
せめて100万円単位の計画
私から伝えられる将来の破産や破綻予備軍対策としての頭金の計画は、とにかく将来のリスクや新しい家でかかる費用を100万円単位で考える事。
今後1年、3年、5年。
- この期間ごとに何にいくらがかかるのか?
- 今より負担が増える項目は何か?
- その内容は、どのくらいの時間で準備をしようとしているのか?
このすべての内容にきちんと今ある貯金の活用として考えておくのがとても重要。
確かに10年、15年経てば、リフォームも必要になるかもしれない。
その頃月々に子供の教育で支払いをしている授業料や通学の定期代は?
塾や部活への参加費の話は?
こういう家計の内訳をきちんと今手元にある軍資金からそれまでにのこされた期間を月数で割って計算。
親として自分たちの家を買った後は毎月家計が返済の対応に追われていたなんて子供に言われない為にどうすればいいのか?
この計画なしにただ突き進むのは、ある意味無理を承知で何の安心もないいばらの道を進むようなもの。
きちんと実際の年齢と返済時期とその他の環境。
この3つで照らし合わせて考える事が重要です。