地震や台風などの自然災害は、いつ起こるかわかりません。
そんな時、水が使えなくなると、生活に大きな支障が出てしまいます。
そこで役立つのが非常用浄水器です。
中でも、ポリタンク型浄水器は手軽に使えることから人気を集めています。
今回の記事では、ポリタンク型浄水器のメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
他のタイプの浄水器との比較も紹介します。
なぜ非常用浄水器が必要なのか?
地震や台風などの自然災害が発生した場合。
水道管が破損したり、断水したりすることがあります。
特に、都市部では大規模な断水が起こる可能性もあります。
数日間、水道水が使用できない状況が続くことも想定されます。
非常用浄水器があれば、川の水や池の水など、普段は飲めない水を浄水して飲むことができます。
いざという時のために備えておくことが大切です。
ポリタンク型浄水器の特徴
ポリタンク型浄水器は、ポリタンクに水を入れます。
付属のフィルターで浄水するタイプの非常用浄水器です。
メリット
- 手軽さ: ポリタンクに水を入れ、フィルターに通すだけなので、誰でも簡単に使用できます。
- 持ち運びやすさ: コンパクトで軽量なものが多く、避難時にも持ち運びやすいです。
- 大容量: 一度に大量の水を浄水できるため、家族が多い場合でも安心です。
- 多様な浄水方法: ろ過式、中空糸膜式など、様々な浄水方法があります。
- コストパフォーマンス: 比較的安価で購入できるものが多いです。
デメリット
- フィルター交換の必要性: 定期的にフィルターを交換する必要があります。
- 保管場所: ポリタンクと浄水器本体を保管するスペースが必要です。
- 初期費用: 浄水器本体とフィルターの購入費用がかかります。
- 浄水速度: 大量の水を浄水するのに時間がかかる場合があります。
他のタイプの非常用浄水器との比較
非常用浄水器には、ポリタンク型以外にも、ストロー型やボトル型などがあります。
ストロー型
コンパクトで軽量ですが、一度に浄水できる量が限られています。
ボトル型
ポリタンク型と同様に大容量の水を浄水できます。
しかし、サイズが大きくなる傾向があります。
ポリタンク型浄水器の選び方
浄水能力
どのような不純物をどの程度除去したいかによって選びましょう。
フィルターの種類
- ろ過式
- 中空糸膜式
など、様々なフィルターがあります。
それぞれのメリット・デメリットを比較しましょう。
自分に合ったものを選びましょう。
容量
一度に浄水したい水の量に合わせて、容量を選びましょう。
携帯性
避難時に持ち運ぶことを考慮しましょう。
軽量でコンパクトなものを選びましょう。
ポリタンク型浄水器の使い方と注意点
使用方法
ポリタンクに水を入れ、フィルターを取り付けます。
ポンプなどで水を吸い上げ、フィルターを通します。
浄水された水を別の容器に移します。
その他の注意点
- 容器の洗浄: 容器を洗う際は、中性洗剤を使用し、よくすすいで乾燥させましょう。
- 保管場所: 災害時に水が手に入りにくい場所でも、水が確保できるように、複数の場所に分散して保管しておくと良いでしょう。
- 非常用水の備蓄量: 1人あたり1日3リットルを目安に、数日分の水を備蓄しておきましょう。
定期的にフィルターの状態を確認し、交換しましょう。
保管方法
直射日光を避け、涼しい場所に保管しましょう。
浄水した水の保存のポイント
- 密閉容器: 浄水した水を保存する際は、密閉性の高い容器を使用しましょう。空気が触れると雑菌が繁殖しやすくなるため、密閉容器に入れることで、水の品質を保つことができます。
- 冷暗所: 直射日光が当たらない、涼しい場所で保管しましょう。高温多湿な場所では、雑菌が繁殖しやすくなります。
- 定期的な交換: 浄水した水も、長期保存すると味が変わったり、雑菌が繁殖する可能性があります。定期的に新しい水と交換することをおすすめします。
具体的な保存方法
- 密閉容器に移す: 浄水した水を、ペットボトルやポリタンクなどの密閉容器に移し替えます。
- ラベルを貼る: 容器に浄水した日付を記入しておくと、交換時期が分かりやすくなります。
- 冷暗所で保管: 冷蔵庫が理想ですが、冷蔵庫の容量が足りない場合は、日の当たらない涼しい場所に保管しましょう。
- 定期的な交換: 1ヶ月に一度は新しい水と交換することをおすすめします。
容器の選び方
- ペットボトル: 軽くて持ち運びやすく、安価で購入できます。ただし、長期保存にはあまり適していません。
- ポリタンク: 大容量で、長期保存に適しています。
- ステンレス容器: 耐久性が高く、衛生的です。
フィルター交換
メーカーの指示に従って、定期的にフィルターを交換しましょう。
ポリタンク型浄水器は、災害時における水の確保に役立つアイテムです。
しかし、メリットだけでなく、デメリットも存在します。
ご自身のライフスタイルや防災の状況に合わせて、最適な非常用浄水器を選びましょう。