スキップフロアのデメリットを実際に20年以上生活した体験者が解説!
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スキップフロアのある家ってかっこいい!

外を見る時に多方面に窓が設置できるからどの空間も明るい!

確かに見た目の斬新さやちょっと地下室っぽい空間や階段下収納なども取り入れやすい間取り。

でも一方で暮らしに関して、生活しにくいと思う事は何か?

20年以上スキップフロアのある実家で生活をして感じた内容をご紹介していきます。

これまでにもスキップフロアについては、以下のような内容をご紹介してきました。

スキップフロア老後

スキップフロアは老後どうなる?実家での祖父母介護体験記

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スキップフロアは無駄なのか

スキップフロアの無駄とあってよかった事|20年以上住んだ感想

実際に生活をして何を感じたのか?

小学生、中学生、高校生の男子、女子の生活をしている時にも親と何を不便に感じて生活をしていたのか?

リアルな体験を軸にしてデメリットをご紹介していきます。

私のサイトは、不動産住宅物件探しから、購入した後の生活の中でも失敗や後悔を感じてほしくないという思いから、各記事で注意点や成功のコツをご紹介しています。

サイト管理人2児パパニッキーと申します。

今回の記事では、スキップフロアのデメリットを実際に20年以上生活をして感じた事を軸に以下の項目でご紹介しています。

学生時代

社会人生活

犠牲の覚悟

自分がもし住宅業界に入った後にこの家を作る予定と聞いたら正直建てることに反対したと思う。

それくらい設計の中でも注意しなければいけないことはいくつもある。

あまり簡単に1階、2階以外のフロアがあることを楽しいとばかり考えない方が良いと思います。

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学生時代

スキップフロアのデメリットを実際に20年以上生活した体験者が解説!

まず最初は、学生時代。

家族の中で子供たちが成長する過程の中ではどんなことが暮らしの中で課題となるのか?

実際に生活をしていて感じた事をご紹介していきます。

荷物の忘れ物を取りに行くのが大変

荷物の忘れ物を取りに行くのが大変

とにかく階段が多い。

その分、壁も多い。

この空間で急いで移動する。

当然、死角が多いので、人とぶつかりやすいのです。

荷物を持ち運ぶ時、自分の背丈より高いような荷物は上下左右に気を配る必要がある。

正直、ストレスを感じることは多かったです。

社会人生活

スキップフロアのデメリット|社会人生活

社会人になると子供の時とは荷物も変わる。

当然、家の中での限られたスペースの中で、上手にレイアウトを買えたりしたいと思う事も出てくる。

しかし、この時に考えるのが、自由度の低さ。

リフォーム困難多発

リフォーム困難多発

実際にスキップフロアのある間取りを作ると、スペースとして壁を抜くことに制限がかかる施工になるケースがある。

これは、ぜひ注文住宅の契約をする時には、どこの壁がダメなのかきちんと全てメモをしながら知っておいてほしい。

例えば、隣の部屋とくっついたらもっと開放感があるのに!

⇒リフォームに相談しても、この壁は無理です。

正直、考えても無駄となってしまう事や難しいですねという回答が非常に多い。

どうしてこうなるのか?

構造上の特徴として、リフォームが非常に難しい特徴があるのです。

本来なら、もっと簡単に工夫したい部分を費用のみで検討できるかもしれない内容も建築の構造上無理。

こうなる可能性が高いスポットはいくつもある。

結果的に、少ない限られた土地の中で同じ建坪で建てるなら、正直将来の自由度は圧倒的に低いと思った方が良いと思います。

犠牲の覚悟

スキップフロアのデメリット|犠牲の覚悟

スキップのある間取りには、窓が少ないという構造も最近は多い。

その理由は?

会社側が家づくりとして、より気密性や高断熱などの性能評価を下げないように工夫したい。

せっかくガレージも作って、広く見せるために天井も高くしてなんてことをやっても窓が大開口になると実際気密の高低差に影響が出る。

でも問題はここではない。

狭小住宅の悩み

狭小住宅の悩み

私の実家も正直土地が長方形の形状で、有効活用する建て方には限界があった。

デッドスペースを減らす。

この考え方が実際にかなり難しい。

そもそも階段でスペースがかなり消耗してしまう。

同じ建物の坪数で比較して確認するとかなりデッドスペースが多くなる。

わざと形をずらしながらつくるのが注意すべきポイント。

当然、廊下を増やしたくない。

キッチンやリビングダイニングなどの面積も確保しながら、階段の面積を通常の2階建てよりも多く必要とする。

それぞれの空間を大きくしたくてもどうしても限られたサイズの中で上下左右にパズルを組み立てるようにはめ込んでいく必要がある。

この時、費用を節約することも考えると、最後には、玄関が非常に狭いと感じる事も多い。

家事の歩数は多い

家事の歩数は多い

階段を上がり洗濯物を干す。

取り込んだ後、脱衣所にタオルを片付ける。

この作業を済ませることに母もかなり苦労をしていた。

なぜか?

必ず階段を上がり下がりしなければいけない。

これが見せる空間とは全く違う。

そもそも階段を使い生活をすることは、賃貸を1フロアで過ごす時にはあまり意識もしていない。

でも、実際にスキップフロアを選ぶということは、1階で全てが終わることはありません。

連続して家事を済ませるという面ではかなりの不都合を感じる。

そして、少しずつ部屋が狭くなる。

その分階段がスペースを使っていることを後で気付く。

これがスキップフロアがあること自体で完全に偏りの強い家となってしまって苦労をする点。

照明の数も余分に必要

照明の数も余分に必要

正直、照明でもなんでも階層が違う分操作スイッチもあちこちにつけておく必要がある。

少しでも足りないと思うと、消し忘れが多い事も重要なポイント。

使いやすい家というのは、1階、2階と連続してスイッチをいくつも操作しなくても足りるような間取り。

でも動線を考えてもL字に曲がる事が多い家がスキップ形式の間取り。

つまりは、いちいちそのスペース毎に照明を使う必要がある。

単純に、その分の数を使いますから、コストも上がりやすい。

これって本当に住みやすいですか?

ちょっとした違いを検証し比較する

ちょっとした違いを検証し比較する

建築の設計図面は、見せる家として楽しい空間はいくつもある。

1フロアの眺めをリビングからとキッチンからの両方で考える。

家という空間は、限られた面積の中で人がどれだけ行動的に煩わしいと感じないスペースを作れるか?

この考え方が欠けた空間がどこかにあるだけで、デメリットを感じやすい。

そもそもスキップという形式で階段が必要だったのか?

こう考えたのが我が家のリフォーム案でした。

実際にこの記事を書いている時、私は実家のスキップを4階層から、2階層に減らす計画を立てていました。

しかし、この考え方は、実現不可能だったのです。

構造計算上、設計ができないようになっている。

よって、部屋が近い遠いに限らず、その部屋を全てつなげる事も叶わない。

家族の人数が減る。

将来には、天井高があることで照明すら交換しにくい空間と気付く。

自分たちが何にコストをかけると使いやすいと感じるのか?

この考え方を優先したら、できるだけ段差は少ない施工の方がスペースが使いやすいと気付くはず。

ひとによっては、アクティブに動いているから大丈夫と思うかもしれない。

でもそれは今の時点で足腰に不安がない人の考え方。

年齢を重ねて、歳をとったらどうなるのか?

この答えは、より慎重に段差がない家を目指す方が良いと思います。

スキップフロアの苦労

スキップフロアの苦労

トータル4階?

小階段の意味と価値は正直考えたくなりました。

階段がなかったら?を考える

階段がなかったら?を考える

この階段がなかったら天井は高くできたかもしれない。

もう少し部屋は広くできたかもしれない。

このように階段を利用する分のスペースを有効利用することを住んでいれば感じるようになる。

しかし、この階段を外すという依頼は意外とハードルが高い。

デザイン性という感覚で見たら大きなリスクも感じない。

しかし、全体の家の坪数から考えたら、相当なスペースを使っている。

この考え方をした時点で、階段はやっぱりまとめた方が床面積の確保ができると当然感じる。

しっかりプライバシーを守れる?

しっかりプライバシーを守れる?

形はどうであれ、廊下は少ない。

とはいえ、反対に階段が多い分、壁となったら住まいの中で仕切りを使わなくても数段高い位置にいて気配を感じなかったら?

当然他の階にいた時の階段を伝った音もそうですが、意外と会話が簡単に筒抜けになる可能性がある。

嫁姑問題等が起こりやすい時には、おすすめできない。

階段の上下で今の関係や子供との繋がりについて、悪口が聞こえてくる。

こんな環境が原因で心情として複雑な気持ちになりやすい家の中の空間が出来上がっていた。

子供からしたら、あまり理解ができない頃もあったけど、一つひとつが分かってきた時には、平面として使える方がよっぽどいいと思えてきた。

もちろん、書斎な度プライベートなスペースを探す人には検討する価値もある。

上から下に風通しの良い家を探す時にも選びやすいイメージがある。

空調を入れる手間を排除して、上手に節約をすることも可能。

エアコンの効きは気密性次第。

こうしてメリットデメリットをバラバラに上げていくと、どこにこだわりを持つのか?

この対象が最も大切になります。

どんな家でも一長一短がある。

でもその中で自分たちの暮らしには何をとりいれたいのか?

階段が多い暮らしは老後は大変ですよ。

これだけは誰もが歳をとるからこそ最後の注意点だと思います。

最後まで記事を読んでくれてありがとうございました。

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