住宅購入をする時、自分で住まいの設備や間取りも設計する。
玄関、リビング、ダイニング、和室、キッチン、お風呂、トイレ、階段、寝室、子ども部屋。
収納なら、ウォークインクローゼット、納戸、シューズクローク、パントリーなど今は住まいの空間にもさまざまなアイデアが取り入れやすくなってきた。
しかし、私たちの生活はどうなっていくのか?
今後家族が増える可能性が高い子育て世代
今後家族が減っていく可能性が高い二世帯や同居世代。
今後もずっと変わらない二人暮らしが続く高齢者世帯。
自分たちにとって必要な空間と理想の快適な間取りを考える上では、管理しやすい事が重要。
これまでにも理想の間取り図を考える時のポイントなどもご紹介してきました。
使い勝手がいいキッチンはトライアングルの法則が必須!新築リフォーム相談注意点
狭い、暗い、動けない。
この3つはとにかく生活の中でどんな場面に合わせても解消されていなければいけない。
でも自分たちで空間を考えるとなると、部屋の広さも明るさも何を取り入れればよいのか?
床、窓、壁紙、照明、照明スイッチなど多くのパーツの組み合わせがそれぞれ使いやすいことで一つの部屋の満足が完成する。
生活の流れと配置や階段の位置などにより、住みやすさが別世界のようになっていく。
この考え方を用いて、各スペースに何を用意しなければいけないのか?
私のサイトは、新築一戸建て、マンションの住宅購入後に失敗後悔をしてほしくないという思いから経験を活かし、運営しています。
何気なくいつも暮らしている今の家に何が住みにくいと感じさせているのか?
ただ単に広い空間があれば別にそれぞれの部屋は考える事も無いのか?
実際に住みやすい、暮らしやすいを考える時のポイントや注意点を今回の記事では以下の項目でご紹介しています。
暮らしやすい間取りの失敗注意点
暮らしやすい間取りの誤解注意点
暮らしやすい間取り成功のポイント
自分たちの今と将来という2つの創造。
理想も大切ですが、動線をどうつなげていくことが本来の自分たちのメリットになっていくのか?
我が家の実例を紹介しながら、考える時のポイントをご紹介していきます。
暮らしやすい間取りの失敗注意点
自分の中での理想の条件は広がっていく。
配置する場所も外から駐車場に車を止めてから全てが始まるのが外出時。
家から出かけるまでの玄関までを考える生活動線。
いずれの場合も平屋、2階建て、3階建てなどの条件によっても物の配置も異なる。
子育て世代には、掃除、炊事、洗濯を考えてさらに自分の買い物から帰ってきた時の片づけや収納まで考える。
情報として多いように見える。
しかし、気にしておくべきポイントがずれたままになっている事が多い。
暮らしやすいを広さで考えるのは間違い
そもそも家を建てる時、20坪以下、25坪、30坪、35坪、40坪、45坪、50坪とサイズが土地の広さや建蔽率の問題から発生する。
その時、まず情報として、以下のような探し方をする人が多い。
リビング8畳、10畳が狭いか広いか?
キッチン2畳、3畳、4畳はどのサイズが良いのか?
子ども部屋4.5畳、6畳はどれが良いのか?
場所によるスペースをまず広さから考える。
この設計図の出し方ではかなりの時間がかかる傾向がある。
なぜか?
単純にそれぞれの確保するべき目安が大きな枠として出来上がっていないから。
間取り図を考えるときには、大きな軸がある。
- 何部屋欲しいのか?(3LDK,4LDK,5LDK,6LDK,7LDK)
- 何を確保したいのか?(収納、ベランダやバルコニー)
- どの方位に入れるのか?(土地の向きと東西南北の方位)
- トイレ、キッチン、浴室は何個?(完全分離二世帯など)
このように構成を順位を意識しながら考える事が重要になるのが家づくりの基本。
必ず最初は簡単でいいので、サイズではなく、部屋の数から考える。
これが注文住宅として夫婦二人暮らしでも必要なポイントになります。
暮らしやすい間取りの誤解注意点
なぜ暮らしにくいのか?
この理由を必ず賃貸の中で1度でも感じてしまうからこそ、人は家を購入することを検討する。
ゆとりがあるからマイホームをおしゃれにしたいという夫婦はかなり少ないと思います。
住宅購入をする時の便利とおしゃれの差
空間の1つ1つにライフスタイルに合わせた建築の設計の意味があります。
そして、室内のプランを考えるのは、あくまで完成する前に以下のような要素を詰め込みます。
- 窓
- 室内ドア
- 床
- 壁紙
- 家具、家電
リビング1つとってもコミュニケーションをとる時の室内に座る光景は以下のように別れる。
- こたつやテーブルの使用の有無
- ソファなのかカーペットやラグへの直接座るのか?
インテリアでのこだわりを考えたとき、そのスペースに何を購入する予定なのかによっておすすめの広さも窓のタイプも大きく異なります。
テレビを室内で見たい時、窓が目の前に大きいサイズで存在したらどうなるのか?
単純に広いか狭いかで建てる家の設計を考えるのは効率が悪くなる点がいろいろあります。
設計として精度の高い内容を少ない打ち合わせや作業回数で消化をしていくためにはまずは以下のカテゴリーを明確化する事のほうが重要。
- (幅、奥行き、高さ)どのくらいのサイズをどの位置に配置したい?
- 自分の過ごす空間に何を設けるのが主なリラックスの条件なのか?
- 来客の際の対応時の動線はどうしておくべきなのか?
- 最大で何人程度が入るスペースがあれば満足なのか?
ただ解放感とか広いリビングで過ごすという言葉を使っても実際には、作業を行う点ではなく、ただ座っただけを考えてしまうと実生活とは異なります。
実際に現在毎日の暮らしをしている中でどんな部分がもう少し改善をしたら満足にたどり着けるのか?
以上の具体的な内装と自分の動くプライベートスペースの確保を中心に広さを考える事が重要。
暮らしやすい間取り成功のポイント
私たちが今実際に暮らしている間取り実例は↓
上記の右上のスペースで私は普段の日常を過ごしています。
将来は、下の子の子ども部屋として活用する部分。
そして、私が今度移動するであろうスペースは1階の和室。
このようにトイレとキッチンと浴室、洗面、玄関がすぐ近くにある部分での作業を予定しています。
こうした壁の配置と収納はこれからもずっと使えると思っていますし、妻からも今の間取りでは満足の声をもらえています。
少ない予算と小さな坪数でもどんな部分に配慮をしていくとよいのか?
この点をご紹介していきます。
L字の水まわり
私が勝手にこの呼び方をしているのですが、我が家が工夫をしたのがこのL字に水まわりを集める配慮。
工夫するポイントを新築洗面脱衣所間取り配置失敗後悔対策注意点にてご紹介しています。
壁と窓
窓が多い、大きい事が必ず満足とは限りません。
- 西日対策の必要性
- 近隣の視線対策やセキュリティ強化
- カーテンの予算が膨らむリスク
- 気密性低下
このように考えれば、どうしても数が多い事が全て生活しやすいとはならない事がイメージできると思います。
窓の開閉一つでも実際狭小住宅の場合は隣接する隣の家との距離もある。
子どもが勝手に窓を開けて何かをするリスクも考える。
こうした時、少しでも中の機密を同じ面積の中で下げないようにする事。
さらに必要最低限の日当たりのよい方面から日差しを確保することで明るいを実現する。
この程度で満足は十分達成できるという事を知っていただきたいのです。
90㎝基準の設計
とにかく人が使えるスペースは全て最低を90㎝で考える。
これが最低限の人がどんな小さな行動をする時でも必要になる圧迫感を感じにくいスペース確保。
子どもでも大人でも関係ありません。
同じ乗数でも実際に縦長や横長がなぜ狭いと感じるのか?
それは壁と壁が視覚的に近い事が特徴。
成功させるには、長方形よりもできるだけ正方形に近い縦横のバランスで考える。
この1ブロックを90㎝基準で考える。
これからの毎日の中で狭いと感じた場所の縦横を計測してみて下さい。
きっと60㎝から80㎝とちょっと小さいと感じる部分にこそ、圧迫感を感じる部分が見えてくると思います。