- 2階リビングの失敗やデメリット
- 防犯対策の難しさ
これらの悩みについて、元住宅関連企業出身者であり、新築分譲マンション、新築注文住宅購入経験者が解説しています。
このページにご訪問いただきましてありがとうございます。
サイト管理人2児パパニッキーと申します。
2階リビングの悩みは、暑さ対策、防犯対策等悩みが多いのが事実。
防犯対策として防犯砂利についてもご紹介しています。
リビングの防犯として窓の選び方も大切。
具体的なリビング内装における悩みについてもご紹介しています。
リビング照明スイッチについてもご紹介しています。
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このページでは、
2階リビング防犯対策が心配される理由
2階リビングに取り入れたい防犯対策
2階リビングで防犯対策の失敗例
以上の3点を中心にご案内していこうと思います。
新築一戸建て間取り設計計画中の方で、2階リビングを採用してみようと考えている方も多いと思います。
実際、2階リビングの場合、注意しておかなければいけないデメリットはいくつかあります。
あなたの情報収集の1つとしてお役立て下さい。
2階リビング防犯対策心配要因
2階リビングについて失敗例として防犯対策が心配される(デメリット)理由について私自身の体験を含めてご紹介していきましょう。
老後の不安要素
防犯上、2階が侵入口になるのは、2階用の扉や階段がないケースには該当しません。
防犯上必要なのが1階の様子を確認できる環境。
老後をイメージするとどうなるでしょうか?
- 耳が遠くなり、同じ部屋にあるテレビの音量すら大きくする未来。
- 住んでいて物音を感じることに対する反応の衰え。
- りびんぐから寝室までの移動での下に降りる行動への寒さや冷えの問題。
老後目前になってから、二世帯等のリフォームにより子供たち世代が使うなら問題ないかもしれません。
しかし、年寄り夫婦二人だけの暮らしになって、部屋の移動を考えるなら、正直、大変なことは増えます。
若い時でさえ、LDKとして一つの部屋にしていると、物音をさせていたら1階の様子は全く分からない状態になってしまうのです。
でも、我が家の問題になった内容を具体的にご紹介しています。
実家での利用体験
私の実家も、3階建てとなっていて、3階がリビングという特殊な構造になっています。
この場合、1階の様子はかなり解りにくい。
でも、実際に困る事情はそんなに無いのでは? と思う方もいらっしゃると思いますので、実際、私たちが困った事例をご紹介していきましょう。
2階以上のリビング生活で実際に困った体験記
実際、夏の暑い時期、空気の入れ替えを含めて窓を開けておくというシーンは当然あると思います。
しかし、この生活習慣のせいで、次のような事態が起こったのです。
- 就寝前の1階の確認・雨が降った時には、閉まっているかの確認
- カーテンを閉めておかないと「人が1階にはいない」とわかりやすい
- 自動センサー付ライトなどを使わないと電気の消し忘れも多くなるリスクが高い。
- 水まわり関係の物(水道等)があったら閉め忘れの確認も必須
とにかく、防犯上も含めやることがいちいち2度手間のリスクが高まる構造と言えます。
すると、住み慣れてくるとどうなるのか?
少々の事では徐々に動かなくなってくるのです。
このタイミングこそが、防犯上最悪の時期。
意識していた1階の様子が少々の事では気にならなくなり、物が倒れたりしても、 「なんか倒れたんだね。」と日常会話の一つになってしまうのです。
防犯は、意識が非常に大切。
逆に「意識が薄れやすい空間つくり」となってしまう2階リビング。
時間の経過とともに、住人の気持ちを 「勝手な安心」 「少々の事では動じない緊張感」 にさせてしまう怖さがあるのです。
では次に、その状況になってしまった時でも安心の防犯対策をご紹介しておきましょう。
2階リビング向け防犯対策
2階リビングを採用する際に、1階のセキュリティ強化に役に立つ内容をご紹介していきましょう。
1階窓やドアすべてに防犯ブザーを設置
まず一番簡単な方法として採用してほしいのは、すべての窓やドアに防犯ブザーを設置する事。
これをする事で、住民の意識を含め、以下の効果が見込まれます。
- 窓を開けっぱなしにする時間の短縮。
- 意識的にドアや窓を閉める習慣が生まれる。
- 万が一、施錠を忘れた窓やドアも防犯ブザーが働く。
自分たちが被害にあうなんて思ってなかった。
被害者になった方はよくこう話しますが、やはり防犯というのは、 「一瞬の隙が命取り」という気のゆるみが被害の原因。
意識的に心がけるのは、うるさく鳴るから。
これが非常に防犯には役に立ちます。
「犬がいます」などの張り紙などで被害をおさえる
防犯ブザー等はコストもかかる事ですから、簡単にできる防犯対策もご紹介していこうと思います。
それは、「犬がいます」などの張り紙やイラストボードを用意しておくこと。
実際は、いてもいなくても関係ないのです。
「動物がいるかも」と伝える内容が外にあるだけで、相手の抑止力につながる事がとても重要。
実際、自分の友人で、被害にあった家庭も、これを実施してからそのせいだけではないと思いますが、再犯は防げているそうです。
中と外の連動型または時間でセキュリティ用の点灯をする照明を使う
上記内容のどちらもやりにくい、嫌だという方に最後にご紹介するのは、自分の家の中の照明を工夫するという物。
最近は、外構用照明も人感センサー付が増えてきました。
そこで、人感センサーの連動により、家の中の照明も付くタイプの照明もあるのを皆様ご存知ですか?
家の中の自動スイッチを入れておく事で、外からの信号をキャッチした数秒後、1階の電気がつく。
非常に、セキュリティ上手間がなく、簡単な防犯対策と言えます。
楽天市場などでも簡単に手に入れることが可能です。
2階リビングを総合的に考える
日当たりが心配とか天井が高いからなどいろいろな声が聞こえてきますが、問題はそこではありません。
快適な暮らしを手に入れるには、メリットよりもデメリット関連について検討を重ねることが重要。
- トイレやお風呂のために昇り降りをする生活が本当に老後の安心につながるのか?
- 家を建てる時の隣近所の問題は本当に帰ってきてから安心があるのか?
- 22畳程度のLDKを作り、大きな出解放感を感じる生活は、結局いつまで幸福を感じる時間があるだろう?
- 子どもたちが小さい時期に買い物を荷物を持って昇り降りする時に本当に2階にリビングがあってよかったと言えるのだろうか?
- 隣に賃貸が合ったら、視線は上下から降り注ぐ可能性もある。
我が家では正直これらが面倒で下の階で楽をするという考え方を中心に家づくりを仕上げました。
このほかにも2階リビングについての関連記事を書いています。
皆様のより使いやすいセキュリティを実践してみて下さい。
では、防犯対策における失敗例もご紹介していきましょう。
2階リビング防犯対策失敗例
2階リビングを採用して、間違った防犯対策をして、まったく効果を出さなかった事例についてご紹介していこうと思います。
庭に巻いた防犯砂利。しかし、音は聞こえず。。。
最近は、外構工事用の砂利の中に、防犯砂利というタイプが販売されています。
しかし、この防犯砂利、実際敷いても、聞こえなければ意味がないのです。
具体的に防犯砂利の良い例と悪い例を見てみましょう。
良い例
人がアプローチに入ってきた → 防犯砂利が響く → 家の中から、「ちょっとお待ちください。」等と声がする⇒この場合なら、効果がしっかり出せていますよね。
悪い例
人がアプローチに入ってきた → 防犯砂利が響く → 家の中では笑い声が上の階から聞こえてくるだけこれでは、まったく防犯砂利の効果が出ていないのです。
防犯砂利は、実際、家の中まで響いて、家の住人が反応して初めて効果を発揮します。
ですが、聞こえない防犯砂利はあってもなくても一緒。
これでは、投資の意味が全くなくなってしまうので、注意しましょう。
もう一つは2階リビングだからこそあり得る意味のない設置。
人感センサーを玄関付近につけたのに、リビングからは見えない
駐車場の車庫入れを含めて、人や車が入ってくる時だけは明るくするようにしておこう。
この意識から、人感センサーを採用しておく事は防犯上にも使いやすい状況だと思います。
しかし、肝心のセキュリティ面に活かす事の流れを考えていない場合にありがちな失敗例は、
玄関を見る事の出来る窓がリビングのどこにもない!
これでは、セキュリティではなく、泥棒に道案内をしているようなもの。
上を見ても見張られる様子がなければ安心して侵入してこれますよね。
防犯グッズはただ付ければいいのではなく、活用して初めて効果があります。
十分注意して用意していきましょう。
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家を建てる計画をしているご家庭の中には、完全に否定されてしまってメリットを探している方もいらっしゃいます。
暮らしをよりリアルに考えることが重要です。
憧れも大事ですし、大きい家にゆったりのんびりと暮らしたいと誰もが考える。
でも本当にそこまで広い家が必要なのかをまた考える時が来ます。
20代30代ではどこに行くのも昼夜を問わず簡単に体が動きます。
でも徐々に年齢を重ねると、こんな言葉が口からだ安くなっていく。
「家なんて寝に帰るだけの場所」
ちょうどその時期に子育てを迎えていると、たくさんの誤算が出てくるのです。
少し時間を経過させて、歳をとったらどうなるのかを考えてみましょう。
そうすれば、たくさんの往復をしなくてもよい間取りのほうが楽と感じると思います。
だから人は最後に平屋でのんびりという暮らしに憧れるのではないでしょうか?
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。