住宅一戸建て土地の探し方や選び方のコツを体験からご紹介しています。
住宅一戸建てを購入する際に、土地の無い方が必ず通る「土地探し」。
土地は欲しい地域によっても探し方や選び方は異なります。
地方を中心とした土地探しのコツを体験からご紹介しています。
住宅一戸建て土地探し方や選び方のコツ
住宅一戸建て土地探しはネットは情報収集のみとする
インターネットで土地を検索すれば、どの場所からも自分が見たい地域の土地はどんどん情報が出てくる時代になりました。
しかし、 このインターネットを通じての売土地での掲載情報は、全体的に最低限が基本。
- その地域は、沼地だったし、地盤沈下も心配があるよ
- その土地は、もともと○○が建っていた土地だったんだよ
- その土地は、地元の人が買わない理由は、○○だよ
こうした地元の方なら知っている情報は、インターネット上には皆無。
ですから、 「情報収集のみ」という名目でインターネットを見つめる事は大切なことですが、やはり最後は自分の足で確認する。
土地については、特にこの内容が必要だと思います。
私の周りで起こった恐怖体験
私の同級生が土地探しをしていて、「インターネットからいい土地を見つけた」と喜んでその不動産屋に行ったそうです。
しかし、 どうも内容の説明等に疑問が多かったようで、私の所に相談が来ました。
どうも話を聞いていて私自身に違和感があったため、第三者に確認をしてみたところ、 「その土地を現在管理していた業者」に問題がありました。
業界内では「カバン屋、又の名をあんこ屋」と呼ばれる方々が持っている土地のようです。
面倒なことになる前に違う土地を探した方がいいかもしれません。 との回答でした。
こんな体験を同級生にさせてしまったのは、土地探しをもっと私が先に教えてあげていれば良かったとつくづく思ってしまったのです。
同級生は、その土地をやめて地元のしっかり定着した名前が浸透している不動産屋に出向き、最初に選んだ土地とは全く違う土地を購入しました。
一生モノの買い物とはっきり言える土地購入。
安易で簡単すぎる情報だけで決断するのは大変危険です。
ですから、 「見極める目線」 という物をこれからいくつかご紹介していこうと思います。
住宅一戸建て土地探し方や選び方と価格
一戸建て住宅用土地探しの際の探し方、選び方としての見極め方をご紹介していきましょう。
周辺土地価格や評価額を確認
土地の取引は、不動産会社が勝手に値段をはねあげたりしているケースは少ないのです。
逆に「この土地、安くないか?狙い目か?」というケースに注意が必要になります。
そうした土地には、必ず何か理由がある可能性があります。
例をあげるなら
- 土地自体の地盤補強の必要があるような土地
- 同じ住所の区画の中でも、その場所は、水害が出やすい条件が回りの環境にある
- 土地を明け渡す際に、解体後の部材等が無造作に放置されたことがある
土地は、その場所だけが、大きく下落してしまうというのは、条件がなければあまりないこと。
この内容を念頭に探していない方の場合、いざこういう土地を見つけた時に早いもの勝ち? と衝動的に動く方も多い。
土地は、じっくり同じ土地を第三者をいくつもわたり歩く事で真実にたどり着く事もあります。
ですから、慎重に探していきましょう。
では次に、土地を探す際に、選び方に迷った時の優先順位をご紹介していきましょう。
住宅一戸建て土地の探し方や選び方で迷った時
次に、2つ以上の候補の土地が見つかった際に、選び方として比較するポイントをご紹介していきましょう。
比較ポイント交通の便が最優先
地方都市の場合は、車が必須にしなくても移動が可能な地域も多数あります。
第一の基準にして欲しいのが、主要駅からの距離。
一戸建て住宅用の土地とは言え、マンションと同じで主要駅からの距離は不動産価値として非常に評価されやすい項目の一つ。
主要駅が近い事は、需要を生む理由となる
- 自分たちが年老いて、車の運転に不安を覚えた際に、すぐに主要駅が利用できるか?
- 単身赴任または転勤で自分が住まなくでも、借り手が付く可能性が高くなる
万が一、売却をしようとしても、主要駅からの近さは一戸建て有無問わず需要があります。
つまり、「売却、賃貸、将来」どんな方向に転がった人生になったとしても、その土地には需要が生まれやすい条件になるのです。
同じ価格なら、駅からどっちが近い?
これを基準に土地選びをするようにしましょう。
例え10坪くらい主要駅から離れた場所の方が土地が広くても、徒歩比較で10分変われば土地の査定額は変わります。
比較ポイント都市開発
先に紹介したような主要駅周辺ではない土地を探す場合についてご紹介していきましょう。
地方自治体は、必ず都市計画をチェック
今は何もない!という土地でも将来に向ける価値が出やすい土地についても見極めて比較していくことが大切。
実際に起こりうる都市計画として、比較しやすい項目をご紹介していきましょう。
- 近い将来、大型施設が立つ予定がある
- 東名高速道路インターチェンジ等の主要交通網が整備される予定がある
- 道路拡張工事によりその土地は、将来一部を売却しなければいけない条件になっている
- 今は日当たりがいい場所だが、マンションなどが建設されそうな広い土地が近隣にある
こうした主要駅を考えない地域での土地探しの場合の選び方や探し方のコツは、 交通条件よりも優先するのが、将来予定、未来予想。
未来がある程度見通しがある土地をしっかり探して、購入するようにしましょう。
すると、当たりがあれば、不動産価値が上がる可能性も十分にあるのです。
最後に、子育て世代が気になる学校等の距離等を考慮した土地選びをご紹介していきましょう。
比較ポイント学校まではルートが大切
幼稚園・保育園・小学校・高校に通っているお子様がいらっしゃる状況での土地購入の場合は、やはり子供の学校からの距離も心配な要素。
その時、重要視していただきたいのは、距離だけでなく、ルートで安全を選ぶ。
- 同じ価格で、主要道路の近くで、直線距離で行きやすいが、交通量が多く危険
- 同じ価格で、主要道路から離れているが、子供が通学するには安全とされるルート
この2つが検討材料になるなら、私は安全なルートを確保することをオススメします。
根拠は、2つあります。
- 主要道路が近い分生活における騒音の心配や車などがもたらす二次被害の可能性も高くなる
- 子供が安全に学校に通学しやすいルートの方が安心がある
子供への負担を考えると、ついつい主要道路を選ぶ方も多いです。
しかし、家の経年劣化を心配する際に、歪み等が出た場合にどうしても昔よりも騒音が入りやすい条件が見込まれます。
さらに、この道路の拡張工事が発生した際には、よりその心配が強くなる心配もしなければいけません。
様々な角度を考えた際に、土地選びの見直しをする際には、
- 今買う土地は、購入地の状態で、できるだけ変わらない生活が見込まれるのか?
- 今買う土地は、子供にとって、安全な歩道や車道を有しているエリアがどれだけあるのか?
この2つをじっくり考えてください。
こうした目線で土地探しをして頂ければ、徐々に自分の欲しい地域も土地も見えてくると思います。
では、本日の最後のネタとして、地方であればあるほど広さや空き家が多くなってきますが、こうした条件下の土地探しについてご紹介していこうと思います。
住宅一戸建て土地の探し方や選び方|広さや空き家
地方であればあるほど元が田んぼや畑になっていた土地が、売土地になったり、空き家が発生したりするケースがあると思います。
そんな時、自分たちにこんな広い土地は必要があるのか?と考えて思いとどまる方も多いと思います。
広さ選びのコツや空き家購入の見極め方についてご紹介していきましょう。
住宅一戸建て土地の広さは広ければ広い方が得?
私は、地方に住んでいるからこそ思うのですが、近年特に地方で進んでいるのが、家庭菜園の動きが活発になっている傾向。
自分の土地を広く購入して、元田んぼや畑であった事を利用した家庭菜園をしている方がいらっしゃいます。
そんなの自分には興味も関心も無い!
そんな方には、区画により、賃貸化した収益を生む土地として活用する事も可能です。
実際、売土地にせずに、区画で田や畑を貸している地主の方もいらっしゃいます。
大きな土地を持っても、自分たちの使い道が解らない。
そんな場合は、購入可能であるなら土地は持っていて損はない!
そうした考え方も持ち合わせながら、上手に土地活用術を知っていくことをオススメします。
今必要な土地という目線は、「今の自分たちの目線であり、将来は考えてない!」
これが将来の自分たちが一番困るパターンの多い典型的な思考。
土地の広さは、資産価値を見極める必要のある「主要駅がある」等の条件が無い田舎であればあるほど、広さがあるメリットがあることも視野に入れておきましょう。
では次に、空き家の見極め方についてご紹介していきましょう。
住宅一戸建て土地探しで空き家は得?
今日ご紹介する内容の中では最もこの内容が皆様に注意をお願いしたい内容。
空き家の状況は、非常に未知数な情報がたくさんあります。
- 古い建築であるなら「アスベスト」の心配
- 老朽化における水回りの修繕工事の必要性
- 建てた建設会社などが既存の会社であるのか?
- 家を解体するとするならどのくらい費用がかかるのか?
- 住んでいた方がなぜ手放したのか?(不具合等の事実確認は聞けないケースもあります)
こうした簡単に紹介した内容だけでも、素人の私たちにはとても知識や見解で見極めるのは非常に困難な内容ばかり。
ですから、 私が空き家を検討している方にこそお願いしたいのは、 第三者機関のしっかりした家屋調査をしてもらうこと
耐震性能検査とは違い、ほとんどが無料の内容はありません。
おおよそ3万~5万程度の費用が必要になります。
しかし、 購入後の手入れにコストがかかりすぎる心配をしながら購入するよりも確実に投資に見合う安心が買えると思います。
自分の財産となる土地購入について選び方や探し方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
皆様の土地購入にむける少し見方が変わってくれていたなら、幸いです。
ハウスメーカーからの資料請求に興味がある方に対する内容もご紹介しています。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。