- アイランドタイプのシステムキッチンを採用したい
- リビングに圧迫感があるのは避けたい
- ダイニングテーブルを置くスペースは確保できる?
理想のマイホーム実現のために新築やリフォームでアイランドキッチンを検討する人は増えています。
しかし、一方で狭い、暗い等のスペースの問題を抱えている家も多いはず。
アイランドキッチンについては、以下のような記事も書いています。
アイランドキッチンメリットデメリット|その他との比較ポイント
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アイランドキッチンダイニングテーブル配置やサイズ選び方注意点
アイランドキッチンコンセントの数や配置で使いやすいを目指すポイント
LDKとして意識をした際、リビング窓のサイズについても注意が必要です。
今回の記事では、アイランドキッチンとリビングの広さについて、以下の項目でご紹介しています。
アイランドキッチンとリビングの広さ提案
アイランドキッチンとリビングの必要面積
アイランドキッチンとリビングの失敗注意
アイランドキッチンとリビングの間取り案
自分たちが家づくりを終えた後、実際に家の中で生活をする際に、各スペースを広々と使えるのかどうかを考える上で何を意識しなければいけないのか?
この点をご紹介していきます。
アイランドキッチンとリビングの広さ提案
我が家が子供二人と夫婦で家族4人の暮らしに必要な面積を考えるとどの位の空間があれば良いのか?
この点をLDKという空間として考えるポイントをご紹介していきます。
LDK面積は最低でも20畳以上
まず全体の空間で考える。人の動きが自由になるのがアイランド型の本来のメリットを十分に生かすためには何を求められるのか?
この答えは、LDKのあるフロアの幅と奥行きのバランスです。
我が家はLDKで17畳です。実際の間取りは↓
上記の1マスは、90㎝×90㎝。
つまりは、以下のようなバランスになっているのです。
リビングで幅3m×奥行き3.2m。
ダイニングで幅1.8m×奥行き3.2m。
キッチンで幅2.7m×奥行き3.2m。
この寸法で、270㎝のペニンシュラキッチンを入れるのが限界。
ということは、畳1畳分を約1坪とするなら、アイランドタイプを設置するなら、当然今の建物のキッチンの壁にになっている部分に同じように通り道がなければバランスが悪い。
その部分をつくるのに、1.5畳を必要とします。
これだけで、リビングの面積は変わらない状態で、16畳プラス1.5畳で17.5畳。
廊下のスペースを入れて、18.5畳となります。
だから、20畳は必須ということです。
リフォームを考えない部屋の広さ
独立タイプのキッチンを注文住宅に求める方は非常に多いですが、正直、モデルハウスなどでもキッチンとダイニングだけで15畳ある広さで紹介していることが多いです。
これは、担当者を含めて、一人一人が荷物を持ちながら見学をした際に見ていてぶつからない間隔を用意した選び方。
でも実際にアイランド型は、大人複数名が同時に利用することが可能な設計を求めている人が決めるアイデア。
当然ながら、人数が多い時でも狭く感じないことが重要。
そうなると、各家具家電などを求められたら、当然15畳は欲しいと思われても不思議はありません。
ダイニングテーブルと椅子を複数置くのが前提の暮らし。
サイズとしてもそれなりの大きさを使うことをイメージしなければいけないのですが、仕方がないのです。
対面して大人が何人も座るイメージを持っているのかどうか?
これが一般の家庭でもある程度は想定されていなければいけないのではないでしょうか?
アイランドキッチンとリビングの必要面積
リビングには、何を置くのか?
これが一人の専有面積と収納と窓を広くとるという3つの点を意識した時に求められる理想のサイズ。
我が家のイメージ
我が家が実際にアイランドキッチンを置くのは無理と判断したのはリビングに置く家具と収納に求める内容でした。
- ソファが欲しい
- テレビは壁掛けにしたくない
- 収納はソファ背面でもいいからフリーのラックが必要
- 子供たち向けの幼稚園の園服などに使うハンガータイプの収納がソファ付近に欲しい。
この4つが妻が求めている状態だったのです。
210㎝のタイプのソファは、実際検討することは不可能。
しかし、そのサイズでは収納が入らないのことが確認できました。
当然、1つ1つに余裕がないということは、荷物を入れた時には十分なゆとりは保てませんし、何より人の動線は確保できません。
誰もがある程度納得できる広さとは、その各スペースで自分が周りの人にあまり気を遣わずに動くことが可能な家を作ること。
リアルな暮らしをイメージする時には、トイレやお風呂と同じです。
浴室なら、体を洗うスペースと浴槽のバランス。
トイレなら、便器本体と壁との距離が気になりますよね。
これと同じ感覚です。
間取りや設計を意識すると大きな家と感じるだけで、使用したらそんなことはなかったということも多いのです。
アイランドキッチンとリビングの失敗注意
自分たちが使いにくいと感じないための注意点はシンプルです。
広さは正方形単位で計算
何畳あるから広く感じる。
もちろんこの感覚も人それぞれ違います。
しかし、会話をするのに人との距離が遠く感じるような家を求める人は少ないはずです。
子供たちが走り回る空間を欲しいと思う人は多くないと思います。
ゆったりと単世帯が過ごせればよい。 こう考えるなら、家を大きくするというのではなく、正方形単位で計算をするのです。
長方形のほうが目に入ったときに狭いと感じます。
やはり壁と壁の距離がゆったりしている空間が広いと感じやすいのです。
アイランドキッチンを中心として、その正面に物がほとんどないスペースがどのくらい確保できるのか?
こう考えると、自然に玄関から入ってきたときのリビングに求められる広さが見えてくると思います。
解放感と快適に多い失敗
中には、工夫やアイデアと思って採用したが、失敗したという内容があります。
それが、吹抜けや天窓といった内容です。 吹き抜けを使えば確かに開放的な空間には見えます。
でも、その分空気の循環に工夫が必要になります。
寒い、暑いという悩みがあったらいくら広いスペースでもいらないと感じてしまうのです。
今の生活に実際に存在しないものを取り入れるのは注意が必要です。
本当にその工夫やアイデアは必要なのか?
そう考えると、正直余ったスペースを無理に使おうとしているだけのことも多いのです。