はじめての家づくりの時に、注文住宅の工務店やハウスメーカーを調べる人は多いです。
でも住宅の会社なんて普段の生活の中で馴染みがありません。
知り合いに大工がいるとかメーカーに勤めているなんて人は少ないです。
ではどうやって調べるのか?この答えに多いのが以下のような考え方ではないでしょうか?
- 住宅の着工数ランキング
- 木造、鉄骨、コンクリートという構造から探す人。
- 自由設計と言われる中でもデザインから探す人。
- 快適な住まいの環境として、高断熱、高気密等を軸に調べる人。
- 標準で搭載されている設備や内装の商品で比較する。
- 建てた人のブログや口コミのランキングをチェックする。
- CM等を見て、会社の名前を知っている中で人気の商品を探す人。
住宅業界では、正直多くの人がまだ自分の家づくりについてイメージが出来ないまま見学会や展示場に足を運ぶ人が多い気がしします。
この記事では、人気というランキングと言う表現からの誤解や注意点を以下の内容でご紹介していきます。
新築人気住宅メーカー一覧
新築人気住宅メーカー比較注意点
新築人気住宅メーカー工務店比較?
以上の内容について、人気という文字に踊らされない本質を見極める目線を準備する意味でもお役立て下さい。
新築人気住宅メーカー一覧
長い歴史のある会社や一気に有名になった会社等があります。
まずはハウスメーカーと工務店で有名な会社を見ていきましょう。
ハウスメーカー一覧
業界トップクラスという表現で出している有名な全国展開している展示場を持つ会社をまとめてみました。
セキスイハイム | スウェーデンハウス | パナソニックホームズ (旧パナホーム) |
積水ハウス (積水化学工業) | クレバリーホーム | ダイワハウス |
ミサワホーム | 住友不動産 | 日本ハウスホールディングス |
トヨタホーム (トヨタグループ) | ヘーベルハウス (旭化成ホームズ) | ミサワホーム |
他にも大手の住宅展示場の中に入っているところと入っていないところがある会社は多数存在します。
例えば、一条工務店、ユニバーサルホーム,アエラホーム,タマホーム,レオハウス,クレバリーホーム,小さな地方にのみ店舗を構える工務店まで入れたらその数はかなりの数に相当します。
新築人気住宅メーカー比較
実際に何をどう見比べることが大切なのでしょうか?
業界内部にいたからこそ伝えたいポイントを解説していきます。
構造そのものの違い
家を建てるには、その材料によって性能も耐震性も大きく異なります。
例えば、以下のような建築がが日本国内では続けられているのです。
木造、鉄骨、コンクリート。表現としては、重量木骨とか3.5寸とか4寸等サイズを大切にしながらオリジナルとか特殊な工法と言っている会社も多いです。
でも、それぞれに実現がしやすいメリットと他と比べると劣るデメリットが必ず出てくるのも仕方がない部分です。
こうした内容をきちんと確認することが重要です。
基礎に違いがある
家づくりの大半は基礎と地盤によって決まると言っても過言ではないほど重要です。
工法がいくら立派でも基礎がボロボロではすぐに家は傾いたり腐っていく心配があります。
エリアによっては、台風や震災、竜巻や突風などに影響により被害を受けた場所も日本全国に存在する時代。
実際に技術の問題ではなく、施工そのものをどういう工法で行っているのかを知ることも重要なポイントになります。
アフターサポート体制
家を買ってから数年も経過すれば徐々に対応しなければいけない不具合などが発生する。
その時に対応してくれるのは人です。
販売をする時には調子のよい営業トーク。
しかし、何かあった時に力を借りたいと思ったら1週間は現場に行く人が足りない。
このような状況では決して安心して暮らすことが出来ないと思いませんか?
2019年に我が家は何度か一条工務店でのアフターサービスを受けましたが、基本は2日以内でスケジュールを入れてくれてその場で修理してくれました。
こうした対応が大きな安心につながると思いませんか?
理想の家って間取りが優れているからとか設備がすごいからという事ではありません。
相談の時に持っていたイメージとそのままが形になってからが問題なんです。
家はメンテナンスが必ず必要になります。
この時に必要な費用を含めてきちんと比較しておくことが会社選びには重要なポイントと言えるのではないでしょうか?
新築人気住宅メーカー注意点
北海道から沖縄まで家づくりを相談できる場所は全国にあります。
当然省エネの基準も全国同じではありません。
標準の設備として義務付けられる内容も異なります。
大企業だから設備は充実ではない
マイホームを計画する時には、たくさんのサイトでそれぞれ気になる情報を集めている人が多いです。
- エコって何?
- 太陽光発電は必要?
- オール電化とガスってどっちが理想的?
長期に自分たちの生活を支える要素はたくさんあります。
細かい対象を1つパーツごとに組み合わせるのが家づくりです。
手軽で簡単でさらにコストも落とせるなんて家があったらそれこそ利益が出ません。
それぞれの会社の特徴を見極めるなら、資料請求をした際の標準の設備に注目してください。
構造的な要素も基礎も設備も全て比較する。大手はすべての会社の保証を比較するのもポイントです。
マンションとも比較する時代
津波や河川の氾濫、地震による影響により多くの家が流されるような被害を受けたエリアもたくさんあった2019年。
この先にも当然こうした自然災害の被害と住宅を購入したタイミングが近い方が出てくると思います。
だったらどうすればいいのか?
ただマイホームを注文住宅一つでチェックする時代はもう終わりにしましょう。
いくら高品質な輸入住宅やデザイナーが設計した建築でも建物を建てる場所次第で変わってしまう。
今だけでなく、この先長く住める家を手に入れるのが本来の自分の家を購入する理由のはずです。
自分たち家族が暮らす上で得となる内容は何を注意して選ぶべきなのかを慎重に考える必要があります。
駅を利用する人は60年の間ずっと利用するのでしょうか?
日照条件が良いのは周りの土地がどのような利用を計画されているのかまでチェックしましたか?
ただ家の外観が良ければずっと何もしなくても安定の暮らしが手に入る時代ではありません。
今後の車1台が増えただけで大きく暮らしが変わる可能性がある土地。
一戸建てを購入して将来はまた全体を見直しなんて誰もが困るはずです。
ライフスタイルと価値観の変化
我が家は今はもう田舎に住んでいます。
地方でも一等地に土地を買うようなことを求めることはしませんでした。
まずは自分たちの将来を考えた上で、生活の柱は何なのかをよく考えることが重要です。
総合的に考えると、予算に合わせた家づくりのトップ3は以下の内容だと私は思っています。
- 土地選び
- 予算に合わせた家づくり
- 将来に備えた広さや間取り、外構等の設備プラン
この3つがあれば、建てた後に家なんて買うんじゃなかったという声を口にしないような家作りができると思っています。
歴史と不祥事
最近の住宅市場において注目しなければいけない事は、世界にも名を知られているような大手の会社が起こしている不祥事の発覚です。
ノウハウはすべて持っているはずと期待をしていた方も多いはずです。
しかし、結果的には発注先は、信頼よりも先に利益確保を優先した工事を続けるような状況に追い込まれている実態が長く続いていたという事実が浮き彫りになってしまった。
これはとても残念な事であり、一生の問題となる世代を超えた財産を手に入れたと思っている人にとっては、最大級の人生の大損と思えたかもしれません。
自分たちの中で主に掲げた会社が3つほど出てきたなら、必ず近い時間のクレームや苦情を合わせてチェックしておくことが大切です。
必要経費の内訳と年間コスト
我が家の主な光熱費の内訳は以下の通り。
光熱費15000円~24000円(1年の高い時と安い時)
ガス代0円(オール電化の為)
水道代3000円前後
これが生活の軸になる時の家計に必要なコストです。
実際に賃貸で生活していた時よりもかなりコストは抑えることが出来るようになりました。
当然これよりも高くなる環境は気温や住む人の求める室内環境にもよって大きく異なると思います。
でもこのコストを払ってさらに、以下の経費を必要とするのが一戸建て購入後の暮らしです。
- 火災保険と地震保険
- 固定資産税
この2つは、必ず不動産を取得した全家庭に向けて税金として支払う義務が発生する部分と家を守るために必要な経費になります。
他にも外構のコンクリートや屋外の雑草などの手入れなども必要なケースもありますよね。
こうした内容をきちんと提案を受けた時期に担当からどのようなコストを想定するべきかを確認しておくことが大切です。
グループの規模なんて関係ありません。
問題はこうした細かい部分のサポートも相談ができるのか?
それとも別の会社を何社も相談しておくべきなのかを考えることも1つのポイントになります。
新築人気住宅メーカーと好み
いくら有名な会社でも自分たちが暮らす好みも当然影響がありますよね。
資金があれば選択の幅は確かに広がります。
しかし、単世帯の子育て世代だけの暮らす家と老後の介護を必要とする2世代、3世帯住宅では住む人の数も違いますし、収納等の規模も大きく異なります。
それぞれの暮らす場所が元の家よりも快適と感じるためにはどうすればいいのか?
一部はそれぞれが妥協すると思います。
しかし、名ばかりの会社に依頼をして最後には売却を余儀なくされるような未来にだけはなりたくないはず。
世代で違う意見の差
近年は、畳を不要と考える人もかなり増えてきていると思います。
しかし、一方では、フローリングに布団を敷くことが大変という声が聞こえてくるのも現実です。
自分の家に何を採用した方が良いのかを決める時には必ずその人の体を軸に検討しておくことが大切。
車いすや救急で搬送される時のバリアフリーや玄関の扉のサイズの問題も非常に重要な課題の一つです。
子供がまだいない状況で家を買うなら、何個の部屋を用意しておくことが将来に手入れをしやすいのかを考える選び方も大切になりますよね。
こうした内容を展示場に行った時になんとなくでも住んだ時のイメージができるのかを考えてみましょう。
各スペースにはほとんどがオプションで結果的に24時間換気くらいしか標準で楽しめる内容がなかったなんてことになったらギャップも大きいですよね。
きちんとそれぞれの自分の家のなっかに欲しい造りや設備も細部まで10年余りの余力を持って考えておくことが大切です。
リスクを回避するための発想
最高ランクの家を購入して引き渡し後に特にリフォーム工事もしないまま放置して住み続けることが可能!
ついかなりハードルの高い希望を持つ人は多いと思います。
でも最初だけだと思います。
しばらく経てば天井の空気清浄機の汚れが気になったり、強く開け閉めをしている扉や窓の建付けが悪くなってきたりすることも当たり前に存在します。
部材の交換など徐々にどこもかしこも弱ってくることが家であれば当然の事。
だったら、最初はシンプルで質素な家を目指す方が手堅いのではないでしょうか?
名前は有名。
でも他の会社では採用していることが少ない手法。
これでは初期の契約の頃はどこにも相談する事が無くてもその後に展示場等から撤退してサポートが減ったらどうなるのでしょうか?
正直、あまり視点をオリジナルにしすぎてしまうと後で苦労をする事が多いのも住宅市場の典型例なんです。
結露とか分かりやすい住む人にしか分からない問題もすぐに対応してもらえるような状況でなら、妥協ができると思います。
しかし、劣化をした際に何とかしてほしいと頼める先が自然に減っていくような場所で必死に無理をして高い金額をかけて建てたとしても満足しにくい条件があることを知っておくことも大切です。
かなり細かい部分の話が多いかと思いますが、私個人が自分の家を建てた経験を生かしながらお伝えしたい内容は以上です。
ずっとこれから先も住み続けるために何を求めるべきなのか?
長寿になってきた日本において、問題を抱えた際に少しでも返済に対して安心していられる環境を手に入れる為には、具体的に起こることへの早急な対処を求めることが重要になると思います。
家電を量販店で買ってから、10年保証をしてもらうようなサービスとは全く違う。
20年、30年、35年という長い時間の中で管理をしていく必要があるのですから、まずは人気だけにとらわれないことが大切です。