- 家の水はけがこんなに悪いとは聞いていなかった
- 大雨や集中豪雨ではない普通の雨の日でも水たまりがひどい。
こんな状態になってしまうと、小さい子どもがいるご家庭では足元がぬかるんでしまい怪我や事故につながる心配も!
他にも、「洗濯物を干そうと思っている時に困る」なんて声があります。
地面がぬかるんでいるとサンダルや靴が汚れてしまうので玄関内も砂や泥で掃除が大変になりますよね。
こういうトラブルは、可能な限り土地を購入する前に確認をしておくことが大切。
しかし、地元ではない地域の土地を購入した方は、引き渡し後に対応をするしかありません。
そこで、今回の記事では、問題を解決するための方法や水はけの悪い原因について以下の目次でご案内しています。
庭の水はけが悪い原因の代表例
庭の水はけが悪い時の生活の悩みや問題点
庭の水はけを解消するための方法
庭の水はけが悪い原因の代表例
庭の水はけが悪いのはなぜなのか?
よくある原因をご紹介していきます。
水勾配がない環境
建築において、外構工事を始める前に必要なのが水勾配の確認。
簡単に言えば、傾斜の確認です。
土地の中にも雨や水が流れるように勾配を作ることが大切。
バルコニーでも水勾配が徹底されている。
メリットは、排水を早くできるようになるのが特徴。
しかし、勾配と言っても1%程度ですから、そこまで視覚的に斜めという感覚にはなりにくいのです。
戸建ての土地の特徴は以下のようになっています。
- 雨水マス(別名:会所)と呼ばれるプラスチックのマンホールを用意。
- このタンクに屋根やバルコニーに貯まった水を経由させて排水を行います。
- 庭の水も同じように会所に向かって勾配を作ることで解消されやすいのです。
つまりは、地面よりも雨水マスが高くなってしまうと上手く排水されないのです。
土の質の問題
地面の土の質にも影響があります。
例えば、粘土質と呼ばれる地面があります。
粘土質は、土の粒子が細かいのが特徴。
つまり、蒸発によって水がなくなるのを待つような土地の性質があります。
結果的に、蒸発を待つ間に次の雨が降り続くと必然的に溜まってしまう。
集中豪雨、ゲリラ豪雨、線状放水帯など日本国内にも大雨を一時的に大量に降らせる異常気象が近年増加しています。
このような状況になると、河川の氾濫や冠水だけでなく、自分の家の敷地内でも水が溜まってしまう状態があるのです。
擁壁やブロック塀のくぼみ
外構工事を行う際に、隣家との境界線にブロック塀とフェンスを建てる家も多くなりました。
この時に、土を盛る作業をどの程度行ったか?
この作業の結果次第で変わってくるのが、空気の層の有無。
空気が入りやすい状態になっている場合は、雨がブロック塀と土の間に貯まってしまうのです。
庭の水はけが悪い時の生活の悩みや問題点
では、どういう問題を抱えている人がその対象になるのか?
以下のような特徴があれば要注意。
- 雨が降った翌日には、庭や敷地内にプールのような水が溜まる場所がある。
- 雑草がかなりひどい
- 雨の日の翌日に外に出ると、地面が柔らかいせいで靴が汚れる
- 靴の泥によって、玄関が泥だらけになることがある。
- 子どもが庭で遊べない時がある
- 蚊が非常に多いと思った(繁殖しやすくなります)
このような悩みを抱えた時には、自宅の現地調査を依頼するほうが良いと思います。
基本的には、土の質から確認を依頼しましょう。
その上で、以下のような点をチェックしてもらいましょう。
- マスがどこにあるのか?
- ブロック塀周辺は大丈夫か?
- 雑草の生え方に特徴はないか?
このような点を見てもらうと、わかりやすいと思います。
庭の水はけを解消するための方法
改善する方法は、たくさんあります。
- 暗渠排水パイプを埋める
- 雨水マスに穴をあける
- 砂利を入れる
- 会所を増設する
- 土を入れ替える
- コンクリートにする
順にご紹介していきます。
暗渠排水パイプを埋める
溝を掘る事が難しい場合は、業者にお願いすることが大切。
基本は、以下の通り。
- 庭の端に水が流れるために、深さ20~30cmの溝を作ります。
- 勾配を用意し水のたまりにくい場所を作ります
- 排水ルートに暗渠パイプを浸透シートとセットで埋め込みます。
- 溝を埋めます。
雨水マスに穴をあける
メリットは以下の通り。
- 配水管のつまり防止にも役立ちます
デメリットは、専用の工具や空けるポイント等の技術や知識が必要です。
砂利を入れる
砂利を入れることで以下のメリットがあります。
- 防草シートとセットで設置することで雑草が生えにくくなる
- 防草シートがあるからこそ、水はけがよくなる。
デメリットは何か?
- 雪かきが必要なエリアでは作業がしにくくなります
- メンテナンスを必要とします
会所を増設する
会所を増設するとはどういうことなのか?
土地が広く、1カ所の雨水マスでは不安がある。
こういう場合には、表と裏等の配置を1カ所に集中させないことも大切。
土を入れ替える
土の質を変えることで解消する方法。
案魚排水を行った上で、浸透性が高く、芝生の成句にも良い真砂土をかぶせるという方法です。
真砂土の特徴
排水性が非常に良い
地面に水が排水されやすくなる
こうした利点を活かすことが可能です。
コンクリートにする
費用的にはコストもかかりますが、やり方として、土をやめてコンクリートにしてしまうというのも方法の1つです。
しかし、全面にならないのであれば、残った土の部分には、同じように暗渠排水を行う必要がある。
この辺りも見積りを出してもらうことが大切。
もし外構関係について、あまり業者を知らないという方がいましたら、リフォーム会社で相談をするのがおすすめ。
その理由は、
外構費用見積もり値引き交渉法を参考にしてください。
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